新版 資本論 第2分冊

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新版 資本論 第2分冊

  • ISBN:9784406063760

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内容説明

マルクスが到達した理論的立場の全体像が、奥行きをもって立体的につかめるようになったと評価される『新版資本論』。マルクス自身の研究の発展史を反映させて、第一部ではマルクスによる改訂個所を重視し、初版以降、第四版までどのように『資本論』に磨きをかけていったかが分かる編集。第2分冊では第二篇「貨幣の資本への転化」第三篇「絶対的剰余価値の生産」を収録。

<目次>

第二篇 貨幣の資本への転化
 第四章 貨幣の資本への転化
 第一節 資本の一般的定式
 第二節 一般的定式の諸矛盾
 第三節 労働力の購買と販売
第三篇 絶対的剰余価値の生産
 第五章 労働過程と価値増殖過程
 第一節 労働過程
 第二節 価値増殖過程
 第六章 不変資本と可変資本
 第七章 剰余価値率
 第一節 労働力の搾取度
 第二節 生産物の比率的諸部分での生産物価値の表現
 第三節 シーニアの「最後の一時間」
 第四節 剰余生産物
 第八章 労働日
 第一節 労働日の諸限界
 第二節 剰余労働にたいする渇望。工場主とボヤール
 第三節 搾取の法的制限のないイギリスの産業諸部門
 第四節 昼間労働と夜間労働。交替制
 第五節 標準労働日獲得のための闘争。一四世紀なかばから一七世紀末までの労働日延長のための強制法
 第六節 標準労働日獲得のための闘争。法律による労働時間の強制的制限。一八三三ー一八六四年のイギリスの工場立法
 第七節 標準労働日獲得のための闘争。イギリスの工場立法が他国におよぼした反作用
 第九章 剰余価値の率と総量

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

45
OCR写経読み。898行217000C(自分調)。かつてはそれとなく読んだ第八章労働日が、実はこの文章の白眉ではなかったか。出現間もないRAWな資本主義のあまりの状態、労働日をめぐる工場主、労働者、工場監督官の攻防。モデルを求める頃には掴めなかったけれど、行数で半分を占めるこの章が、実は剰余価値学説を現実世界で証明したのかも。(なんで年端もいかない子どもたちをそんなに働かせてしまうのよ。)/「譲ることのできない人権」のはでな目録に代わって、法律によって制限された労働日というつつましい”大憲章”が登場する。2023/12/10

ゆう。

27
貨幣の資本への転化、絶対的剰余価値の生産。労働日のところは、資本の搾取の仕組みと階級闘争の意義と、工場法などの法律の持つ意味なども考えられた。我が亡き後洪水来れはやっぱり資本の人格なんだなと思った。難しかったけど。2020/03/09

ひかりパパ

15
いよいよ資本論の核心部分だ。難しさは相変わらずだが、読み進めるうちに慣れてきた。マルクスの有名な言葉「『大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!』これがすべての資本家国家のスローガンである。」(P 471)社会による資本への規制の必要性、言い換えれば資本による剰余価値追求の熱望を制約できるのは社会的強制力のみである。現代日本の過労死、サービス残業などの事例を見れば明らかだ。この後工場立法の歴史の記述が続く。2020/04/02

honyomitai46

3
読了。8章労働日までを一つの目標にしながら読み、力尽き、先日周りに鼓舞してもらい、再度8章からを読む決意を固め。いざ読み出すとたしかにおもしろかった!有名な「大洪水を我が亡き後にきたれ!」という資本家の合言葉だけでなく、雷⚡️で表現してたり、資本家をときに吸血鬼と呼び、ときに蛇🐍と表現したり、原文を読むからこその面白みがたくさんあった。やはり労働日から、工場法を勝ち取るも、資本家があの手この手で、吸い尽くす、搾取欲が報告から垣間見えめにたのは印象的だった。2022/09/24

Akiro OUED

3
自動車工場:スポット溶接するロボット=不変資本、ネジを締め付ける労働者=可変資本。違いは何か?労働者の8時間=自己再生の4時間+資本増殖の4時間。よって、資本主義の成立要件は、自己増殖時間を資本に確保できること。これが本分冊の気付きだった。マルクスのダジャレリストぶりが強烈。2020/10/30

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