内容説明
本書は、聴覚障害と知的・発達障害などを併せ持つ「ろう重複障害児」との複雑なコミュニケーション課題に対し、具体的な事例を通してそのあり方を探る。子どもの生活とことばのつながりを重視し、手がかりとなる視点を詳解する。関係者へ希望と安心をもたらす一冊。
目次
はじめに
Ⅰ章 子どもたちから学んだこと
1 子どもが注意を向けている何かに注意を重ねる
2 子どものちょっとした何気ない動きに着目する
3 いつもの活動に子どもの工夫を見出す
4 コミュニケーションの視点で子どもが必要としている係わりを探る
5 手話コミュニケーションのニーズを捉える
6 きめ細かな観察によってどのような人なのかが見えてくる
7 わかちあえる喜びが子どもの工夫を後押しする
8 深く共感しあうことで細やかなやりとりが生まれる
9 子どもも相手の発信を細やかに捉えている
10 子どもなりの、手話のわかり方に寄り添う
11 子どもの工夫を見出し、肯定する
12 子どもの行動を、発現し、展開し、終止するものと捉える
13 子どもの調整状態に寄り添って係わりを調整する
コラム 関係者の方々からのメッセージ
Ⅱ章 コミュニケーションの視点
1 係わり手
2 交信関係(コミュニケーション)
3 発信行動と受信行動
4 指令的コミュニケーションと叙述的コミュニケーション
5 共同注意
6 コミュニケーションの共同性と相互性
7 信号
8 自成信号と構成信号
9 自成信号の受信
10 構成信号系で使われる信号様式
11 持続度の別で捉える構成信号(手指系)について
12 構成原則に基づいた構成信号系の分類
13 日本手話のCLと構成信号系の関係
14 行動体制
15 信号変換操作過程
16 行動の発現・展開・終止と自全態・不全態
17 調整状態
18 革生行動体制、緩衝行動体制、救急行動体制
19 系譜発見法
おわりに
引用文献




