創元推理文庫<br> イザベラ・バード、日出ずる国で妖怪に出会う

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創元推理文庫
イザベラ・バード、日出ずる国で妖怪に出会う

  • 著者名:白鷺あおい【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 東京創元社(2026/04発売)
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  • ISBN:9784488588090

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内容説明

明治11年夏、奥州を縦断して蝦夷地を目指す英国人女性がいた。その名はイザベラ・バード。お供は通訳兼従者の若者伊藤鶴吉と英国からついてきた小妖精ディル&ジンジャーだ。一行は行く先々で妖怪に出くわし、思わぬ事件に巻きこまれる。本当に恐ろしいのははたして妖怪か人間か。旅を続けるうち、好奇心旺盛なイザベラと無口な鶴吉は少しずつ心を通わせていくが、鶴吉はある秘密を抱えていた。ヴィクトリア朝の英国を飛び出した実在の女性旅行家(レディ・トラベラー)が、日常と非日常のあわいをたゆたう謎に挑む、レトロで新鮮な正統派歴史冒険ファンタジイ!/解説=小出和代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

100
イザベラ・バードの「日本奥地紀行」は一部読んでいるのですが、コミックで「ふしぎの国のバード」を読んだり、植松三十里さんの「イザベラ・バードと侍ボーイ」を読んだりして本人についてはかなりな情報を得ています。この作品は、イザベラ・バードと彼女が母国から連れてきた二人の妖精と通訳の伊藤鶴吉がメインのファンタジィといったほうがよいのでしょう。三つの話が収められていてそこには日本の昔からの妖怪などが出てきます。楽しい話になっています。2026/08/14

Roko

29
横浜から蝦夷へ行くのに、船で行けばずっと楽だし早いのに、どうしても本州を縦断したいというイザベラさんの意向に不満たらたらだけど、雇われたんだからしょうがないと諦めつつも、通訳兼ボディガードとして働くイト。でも、彼の役目はそれだけではないようです。イザベラさんは、明治初期の日本を自分の足で歩いて、その記録を「日本奥地紀行」として出版したのですが、そのおかげで、当時のことを知ることができるのは、とてもありがたいことです。外国人の目から見た日本という視点がとても面白いのです。2026/06/03

よっち

23
明治11年夏、奥州を縦断して蝦夷地を目指す英国人女性イザベラ・バードが行く先々で妖怪に出くわし、思わぬ事件に巻きこまれる歴史冒険ファンタジー。通訳兼従者の若者伊藤鶴吉と英国からついてきた小妖精たちをお供に旅するイザベラ。実在の紀行書『日本奥地紀行』の旅路を辿りながら、見かけた幼女の存在を隠そうとする宿の人々、鍾乳洞を見学しようとして遭遇する妖怪たちや西洋人、雨宿り中に出会った男に見せられた鬼と人形のミイラに遭遇していく、好奇心の塊のようなイザベラと振り回される無口な通訳イトのコンビがなかなか良かったです。2026/06/06

マカロニ マカロン

20
個人の感想です:B。明治11年(西南戦争の翌年)横浜~奥州~函館へ一人で旅行をした(伊藤鶴吉が通訳兼従者として同行)英国人女性(46)の旅行記『イザベラ・バードの日本紀行』(講談社学術文庫)を元ネタに英日の妖怪を加えて時代ファンタジーにした作品。本書では福島~新潟の山中を旅する。座敷童、河童、鬼、竜、人魚のミイラが登場。東北旅行なのに、彼女は味噌汁と沢庵の匂いが苦手、牛肉鶏肉はめったに食べられない。彼女は豆腐に練乳をかけてデザートにしていたが、案外イケるかも。この先、秋田~青森~函館への続編が出るかな?2026/09/07

竜王五代の人

12
シンプルに、三つの短編を連ねたお団子型の短編集。未開の明治日本を旅するまっすぐな性格のイザベラに、三人(妖精二人・日本人一人)の頼れるお供がついている安定感ある漫遊記。イトさんの背景は小出しだけど、隠密か忍者のたぐいなのかな?2026/08/02

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