内容説明
顔写真1枚で、あなたのすべてが暴かれる。
監視社会の未来を描くノンフィクション。
ニューヨーク・タイムズの記者カシミール・ヒルは、クリアビューAIという顔認証アプリを追っていた。
顔写真1枚から、その人の名前、SNSアカウント、友人や家族、住所、本人も知らない過去の写真まで、99%の精度で特定できるというこのサービスは、すでにFBIや地方警察で利用されていた。
ピーター・ティールが出資し、トランプ政権と結びついたCEOらが経営するこの企業は何を目論んでいたのか。
はたしてわたしたちには、現代版パノプティコン(すべてを見渡す監視装置)をつくるか否か、決める時間は残されているのだろうか。
【目次】
PROLOGUE 内部情報
PART 1 顔をめぐる競争
CHAPTER 1 奇妙な結びつき
CHAPTER 2 ルーツ(紀元前350年~1880年代)
CHAPTER 3 彼らがつくりたいと望んだもの
CHAPTER 4 初期のコンピュータビジョン(1956年~1991年)
CHAPTER 5 外国政府への売り込み
CHAPTER 6 スーパーボウルにもち込まれたカメラ(2001年)
CHAPTER 7 ベッドの下のスーパーコンピュータ
CHAPTER 8 未来に起こることを見たただひとりの男(2006年~2008年)
CHAPTER 9 スマートチェッカーに死を
PART 2 技術的甘美
CHAPTER 10 グーグルが越えなかった一線(2009年~2011年)
CHAPTER 11 理想的な投資相手
CHAPTER 12 プライバシーの番犬が吠える声(2011年~2012年)
CHAPTER 13 拡散するシステム
CHAPTER 14 「本当に気味が悪いのは何かわかるかい?」(2011年~2019年)
CHAPTER 15 驚くべき情報
CHAPTER 16 技術的タブー
PART 3 未来のショック
CHAPTER 17 誤認逮捕(2020年)
CHAPTER 18 パンデミックのなかで
CHAPTER 19 世界的反発
CHAPTER 20 顔検索ツールを望む者
CHAPTER 21 ACLUとの訴訟対決
CHAPTER 22 未来を操る国家-イギリス、ロシア、中国
CHAPTER 23 穴だらけの監視体制
CHAPTER 24 妨害する方法
CHAPTER 25 テクノロジーと未来
謝辞
クリアビューAIとホアン・トン・タットのその後の動向
日本語版解説 顔がデータとして利用されることの意味 宮下 紘(中央大学教授)
訳者あとがき
出典/参考文献/追加資料
【著者紹介】カシミール・ヒル(Kashmir Hill)
ニューヨーク・タイムズ紙のテクノロジー担当ジャーナリスト。デューク大学とニューヨーク大学でジャーナリズムを学び、Gizmodo、Forbesなどを経て2019 年にニューヨーク・タイムズ入社。これまで、顔認証、AI 監視、遺伝子解析など、テクノロジー分野におけるデータ収集とその利用上の問題などについて、ときに実体験を交えながら取材を続けている。2020 年に寄稿した顔認証技術のスタートアップ企業の記事を深掘りした著書『YOUR FACE BELONGS TO US』において、クリアビューAIの実態や、顔認証技術の問題点、プライバシーが置かれている危機的状況について克明に描いた。
【訳者紹介】高橋 則明(たかはし・のりあき)
翻訳家。立教大学法学部卒業。おもな訳書にレイ・カーツワイル『シンギュラリティはより近く』、デイヴィッド・J・チャーマーズ『リアリティ+ (上)(下)』、ペドロ・G・フェレイラ『パーフェクト・セオリー』、ネイサン・ウルフ『パンデミック新時代』、ケン・シーガル『Think Simple』、クリス・アンダーソン『フリー』(いずれもNHK 出版)などがある。
感想・レビュー
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