あなたの顔はわたしたちのもの:顔認証AIの誕生と、プライバシーの終わりの物語

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あなたの顔はわたしたちのもの:顔認証AIの誕生と、プライバシーの終わりの物語

  • 著者名:カシミール・ヒル【著】/高橋則明【翻訳】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 実務教育出版(2026/03発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
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  • ISBN:9784788908390

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内容説明

顔写真1枚で、あなたのすべてが暴かれる。
監視社会の未来を描くノンフィクション。

ニューヨーク・タイムズの記者カシミール・ヒルは、クリアビューAIという顔認証アプリを追っていた。
顔写真1枚から、その人の名前、SNSアカウント、友人や家族、住所、本人も知らない過去の写真まで、99%の精度で特定できるというこのサービスは、すでにFBIや地方警察で利用されていた。
ピーター・ティールが出資し、トランプ政権と結びついたCEOらが経営するこの企業は何を目論んでいたのか。
はたしてわたしたちには、現代版パノプティコン(すべてを見渡す監視装置)をつくるか否か、決める時間は残されているのだろうか。

【目次】
PROLOGUE 内部情報

PART 1 顔をめぐる競争
CHAPTER 1  奇妙な結びつき
CHAPTER 2  ルーツ(紀元前350年~1880年代)
CHAPTER 3  彼らがつくりたいと望んだもの
CHAPTER 4  初期のコンピュータビジョン(1956年~1991年)

CHAPTER 5  外国政府への売り込み
CHAPTER 6  スーパーボウルにもち込まれたカメラ(2001年)
CHAPTER 7  ベッドの下のスーパーコンピュータ
CHAPTER 8  未来に起こることを見たただひとりの男(2006年~2008年)
CHAPTER 9  スマートチェッカーに死を

PART 2 技術的甘美
CHAPTER 10  グーグルが越えなかった一線(2009年~2011年)
CHAPTER 11  理想的な投資相手
CHAPTER 12  プライバシーの番犬が吠える声(2011年~2012年)
CHAPTER 13  拡散するシステム
CHAPTER 14  「本当に気味が悪いのは何かわかるかい?」(2011年~2019年)
CHAPTER 15  驚くべき情報
CHAPTER 16  技術的タブー

PART 3 未来のショック
CHAPTER 17  誤認逮捕(2020年)

CHAPTER 18  パンデミックのなかで
CHAPTER 19  世界的反発
CHAPTER 20  顔検索ツールを望む者
CHAPTER 21  ACLUとの訴訟対決
CHAPTER 22  未来を操る国家-イギリス、ロシア、中国
CHAPTER 23  穴だらけの監視体制
CHAPTER 24  妨害する方法
CHAPTER 25  テクノロジーと未来

謝辞
クリアビューAIとホアン・トン・タットのその後の動向
日本語版解説 顔がデータとして利用されることの意味  宮下 紘(中央大学教授)
訳者あとがき
出典/参考文献/追加資料

【著者紹介】カシミール・ヒル(Kashmir Hill)
ニューヨーク・タイムズ紙のテクノロジー担当ジャーナリスト。デューク大学とニューヨーク大学でジャーナリズムを学び、Gizmodo、Forbesなどを経て2019 年にニューヨーク・タイムズ入社。これまで、顔認証、AI 監視、遺伝子解析など、テクノロジー分野におけるデータ収集とその利用上の問題などについて、ときに実体験を交えながら取材を続けている。2020 年に寄稿した顔認証技術のスタートアップ企業の記事を深掘りした著書『YOUR FACE BELONGS TO US』において、クリアビューAIの実態や、顔認証技術の問題点、プライバシーが置かれている危機的状況について克明に描いた。

【訳者紹介】高橋 則明(たかはし・のりあき)
翻訳家。立教大学法学部卒業。おもな訳書にレイ・カーツワイル『シンギュラリティはより近く』、デイヴィッド・J・チャーマーズ『リアリティ+ (上)(下)』、ペドロ・G・フェレイラ『パーフェクト・セオリー』、ネイサン・ウルフ『パンデミック新時代』、ケン・シーガル『Think Simple』、クリス・アンダーソン『フリー』(いずれもNHK 出版)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

122
顔認証技術はスマホやマイナで日常的に使われるが、いつ登場して社会に不可欠な存在に成長したのか。オーストラリアの青年がアメリカで成功しようと開発したアプリが911事件で注目され、広く普及するまで急速に増殖していくプロセスを辿る技術の歴史書。当初は犯罪摘発や身元確認向けに用いられたが、やがて国家安全保障の名目でプライバシーを無視した秘密捜査にも利用される。特に権威主義国家は競って導入し、『1984年』で描かれた国民監視システムが実現している。何も知らぬうちに個人情報が権力に収集されている現実は恐怖でしかない。2026/04/28

楽駿@新潮部

25
川崎図書館本。とても興味深く、同時にとても怖いお話。スマホを見る時、顔認証を使っている方は、私以外にもたくさんおられると思う。その怖さを解説してもらった。科学技術の進化は目覚ましく、今よりも明日の方が、常に進化している。進化する事は単純に楽しい。オッペンハイマーが原爆を作り上げた時も同じだろう。その技術は、人の手に負えなくなってきた時、初めて恐怖を感じる。技術を使うのは人。人が全て正しい事を選ぶ事ができるわけでない。それを制御できる機能も、法律も不完全。自分の知らない所で、誰かが自分の顔を確認し、情報を→2026/08/31

taku

18
スクレイピングして作った巨大データベースをビジネスにしたスタートアップ企業。デジタル技術の利便性を享受し、SNS等で欲求を満たしてきた社会から生まれた欲望の申し子だ。需要の高い顔認証技術は、さらに高度化して強力になっていく。そして、個人を特定する情報は顔だけに限らない。特定されずに暮らせる権利だったプライバシーは、勝手に利用されない権利になるのかね。管理社会の影もちらつく。AIに認識されない技術も進化していくだろう。2026/08/25

ロア

17
日本もすでに監視カメラだらけだし、それにしても誤認逮捕された人が気の毒過ぎる・・・(´д`)あと、中国の公衆トイレの監視カメラが一回につき60センチしかトイレットペーパー使わせてくれないのキツいw同一人物が再度トイレットペーパーを手に入れるには9分待たないといけないんですってwで、また60センチですよ。2026/03/20

nobu23

9
SNSなどから収集した顔画像と個人情報を学習させ、監視カメラなどの画像から、人物特定を可能にするアプリを開発した企業と、顔認証に関するプライバシー問題の歴史を辿る本。現在は警察関係など公的機関を中心にアプリが提供されているため、一般利用はできないが、恐ろしい時代だと感じさせる。 日本はネット上にあまり顔をを出さない文化なので、日本人相手にどのくらいの精度になるのか気になった。2026/02/26

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