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内容説明
風刺は時代と地域をこえて、私達に響き渡る。
時は辛亥革命。一人の男・阿Qを通じて描き出されるのは、当時の中国社会。
世界中で翻訳されている魯迅の代表作を、漫画で知り尽くす。
【解説:藤井省三(東京大学名誉教授)】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
電羊齋
6
混沌として猥雑なイメージを乾いた筆致で描き出す原作の味わいが見事に漫画に落とし込まれている。阿Qと趙家の人びとなどの性格・外面描写もすばらしい。阿Qという男、「革命」によって動揺する社会、巧みに立ち回る者、そして「革命」で一発逆転を図るが革命に飲み込まれる阿Q、変わるものと変わらないものが描かれる。そして阿Qの「精神的勝利法」は今も至るところに存在し、阿Qのような人間も多い。私自身も阿Qのようなところが全くないといえば嘘になる。だから魯迅の風刺は国と時代を超えて通用する。藤井省三氏の解説もわかりやすい。2026/03/19




