朝日新書<br> 抱え込む男たち ケアで読み解く生きづらさの正体

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朝日新書
抱え込む男たち ケアで読み解く生きづらさの正体

  • 著者名:奥田祥子【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 朝日新聞出版(2026/03発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022953629

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内容説明

職場の不和、すれ違う家庭。その根にはケアの埒外にあって苦しむ男性たちの姿があった。ジャーナリストとして、学者として2000人の男性の声を追った筆者が解き明かす生きづらさの正体。自分と相手を共にいたわるヒントで、新しい関係を築く一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kuukazoo

20
社会が要請する男性ジェンダーを内面化し過ぎて他者や自分に対する共感とか労りとか気遣いを蔑ろにしてきたツケが不幸を招くみたいな事例を読みながら、これは男性に限った話ではないなぁと感じた。ケアしてるつもりがスポイルになっちゃってる話は、相手を自分の道具や手段にしてしまっていて、本当に相手のことを考えているわけではない(自分の都合しか考えてない)ことをえぐりだす。ハン・ガンの『回復する人間』の中の一文「私たちの平和は、私の健康を前提としたものだった。」容易に崩れうるその前提が崩れた時どうふるまうかが問われる。2026/04/14

bookreviews

9
長ければ20年ほど、同一人物を追いかけてインタビューしているところに特徴があります。その間、その人物それぞれに苦悩があり、奥田さんのインタビューに応じてもらえない期間を経て、自身を振り返り、これからに向けて歩みを進めていく過程が記されています。自分にもこういう時期があったなぁ、と電車の中で思わず「うーん」と唸りながら読み進めました。 https://bookreviews.hatenadiary.com/entry/takeon 2026/06/06

二人娘の父

8
読了著作は2冊目の読了となる奥田さんの新刊。相手の存在を「手段」ではなく「目的」に、などの主張は、永井玲衣さんとも重なることがある。ただ前回も思ったが、何かもう一つ響いてこない。それがなぜなのかは不明。女性脳と男性脳などという今日的には科学的な有効性が否定されている議論に乗っかてしまう危うさは確実にある。多くの方の語りを基にした取材の努力には敬意を表したい。2026/04/10

うっかり呑兵衛

5
公共図書館。著者の積み重ねてきたインタビューから、様々な男性の問題を「ケアの観点」で読み解く。これまで色々と散発的に耳にしていた事例を、大枠で抑え直すことができた。それらの事例の中でも、若いときはハラスメントをしてきた上司のようにならないようにしようと考えている人が、年を重ねていく中で職場の風潮や男性のジェンダー規範を通して結局ハラスメントをする側に豹変してしまったエピソードを他人事とせずに捉えておきたい。2026/10/13

ぽむ

5
社会的に求められる当たり前の男性としての規範に縛られ、または男性性そのものの不自由さによりケアという相互関係またはコミュニティから遠ざかってしまう男性達について。ケアする側としてはもちろんされる側としての自覚が希薄であったり、男性としての役割と女性としての役割が家父長制ではなくなって来た現代に取り残されつつある苦しみがあった。しかし男性本人にケアの意識があっても社会がそれを本当に許しているのか(男性の育休取得等)という問題もまだ解決はされておらず、男性のケアという概念に生きる事の難しさを考えさせられた。2026/06/22

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