朝日新書<br> 2030 来たるべき世界

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朝日新書
2030 来たるべき世界

  • ISBN:9784022953605

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内容説明

トッド、緊急来日。「西洋の敗北」が現実となった今、世界はどこへ向かうのか。そして2030年、激動の世界で日本に残された道とは何か。戦争への欲望とテクノロジーの暴走を前にした人類へ、世界最高の知性たちからの「最後の処方箋」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

101
トッド氏の主張はいつも刺激的だ。最近は、プロテスタンティズムの崩壊、教育の衰退、ニヒリズムの蔓延で、結果的に「西洋の敗北」という主張が一貫している。ロシアは信頼できる、狂っているのは西側諸国、完全に失敗したEU、ホモ・エコノミクスは悪、道徳ゼロ・宗教ゼロのトランプ大統領などは何とか納得しても、流石に、日本は核武装すべき、ノルドストリームを破壊したのはアメリカとまで行くと、ちょっと付いてゆけない。それでも、ソ連崩壊、トランプ勝利、ベネズエラ攻撃などを次々と予言してきたトッド氏だけに、耳を傾けざるをえない。2026/07/05

金吾

25
今後の日本の進む方向性を見いだすのは、過去分析からはなかなか難しいて思いますので、異なる視点が必要になってくるのかなあと感じました。フランシス・フクヤマのトランプ大統領の人間性に対する評価は吹き出しました。2026/04/13

よっち

20
西洋の敗北が現実味を帯びた今、世界はどこへ向かうのか。エマニュエル・トッド、オードリー・タンたちが、2030年の国際秩序と日本の進路を多角的に論じる対話集。トッド氏による米国庇護の終わりと日本は自由になることを強いられるという指摘、大国間に挟まれた日本が米国に「ノー」と言える選択肢を持つべきか。オードリー・タン氏のデジタル民主主義の経験談と、移民問題、教育、コミュニティ形成といった先進国共通の課題も、受け入れながらどう統合するかという前向きな視点。構造の変化を多面的に捉えた構成はなかなか興味深かったです。2026/04/20

武井 康則

10
エマニュエル・トッドの論点はただひとつ、アメリカは信用できない。だから日本は自衛するしかなく核を持たねばならない。誰もが反対する意見を言うためには論理的で証拠を出さねばならないが、説得力がある。良い悪いじゃなく、現実的で論議するためには人と違う意見を言ってもらわないと。そういう意味で彼の意見は傾聴に値する。オードリー・タンに期待したが彼の話はAIやITの話しに終始し、しかもすべて抽象論だった。インタビュアーがもっと面白い論点を用意していれば貴重な意見も聞けたろうに。モニカ・トフトは現状の分析。2026/05/22

Satoshi

8
◎相変わらずややロシア寄りにも感じるトッドさんだが、解説にもある通りロシアの躍進を乳児死亡率や理系学生の人数などでアメリカと比較して戦争を継続する力があると読み解いている。たしかにすでにアメリカは負けており、本書には関係ないが、イランにも負けるだろう。アメリカぎ負けた後の世界を日本はアメリカにだけ頼ることなく、外交努力や国際支援により仲間を増やすことが大事かもしれない。2026/04/09

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