内容説明
トッド、緊急来日。「西洋の敗北」が現実となった今、世界はどこへ向かうのか。そして2030年、激動の世界で日本に残された道とは何か。戦争への欲望とテクノロジーの暴走を前にした人類へ、世界最高の知性たちからの「最後の処方箋」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
25
今後の日本の進む方向性を見いだすのは、過去分析からはなかなか難しいて思いますので、異なる視点が必要になってくるのかなあと感じました。フランシス・フクヤマのトランプ大統領の人間性に対する評価は吹き出しました。2026/04/13
よっち
20
西洋の敗北が現実味を帯びた今、世界はどこへ向かうのか。エマニュエル・トッド、オードリー・タンたちが、2030年の国際秩序と日本の進路を多角的に論じる対話集。トッド氏による米国庇護の終わりと日本は自由になることを強いられるという指摘、大国間に挟まれた日本が米国に「ノー」と言える選択肢を持つべきか。オードリー・タン氏のデジタル民主主義の経験談と、移民問題、教育、コミュニティ形成といった先進国共通の課題も、受け入れながらどう統合するかという前向きな視点。構造の変化を多面的に捉えた構成はなかなか興味深かったです。2026/04/20
武井 康則
10
エマニュエル・トッドの論点はただひとつ、アメリカは信用できない。だから日本は自衛するしかなく核を持たねばならない。誰もが反対する意見を言うためには論理的で証拠を出さねばならないが、説得力がある。良い悪いじゃなく、現実的で論議するためには人と違う意見を言ってもらわないと。そういう意味で彼の意見は傾聴に値する。オードリー・タンに期待したが彼の話はAIやITの話しに終始し、しかもすべて抽象論だった。インタビュアーがもっと面白い論点を用意していれば貴重な意見も聞けたろうに。モニカ・トフトは現状の分析。2026/05/22
Satoshi
8
◎相変わらずややロシア寄りにも感じるトッドさんだが、解説にもある通りロシアの躍進を乳児死亡率や理系学生の人数などでアメリカと比較して戦争を継続する力があると読み解いている。たしかにすでにアメリカは負けており、本書には関係ないが、イランにも負けるだろう。アメリカぎ負けた後の世界を日本はアメリカにだけ頼ることなく、外交努力や国際支援により仲間を増やすことが大事かもしれない。2026/04/09
funuu
7
3番目は米国です。私は既にその危機については十分に述べてきました。ニヒリズムに陥ったプロテスタンティズムの危機という流れで位置づけたわけですが、この危機の深刻さに日本は警戒するべきでしょう。米国は既に信頼しがたい国になっていますが、それはますます進み、問題の深刻化は止まらないと思います。米国との同盟関係に裏付けられていた安全の感覚は、危険。 ← 誰もトランプ大統領がイランに戦争をやるとは思わなかった。 ビジネスマンは戦争は嫌いは嘘だった。 日本は同盟でトランプに戦争に巻き込まれた。2026/03/16




