内容説明
少年による凶行は、なぜ起きるのか? 女子高校生コンクリート詰め事件から佐賀バスジャック事件まで、1988年からの10年間に起きた少年による4つの事件。犯罪をおかした少年たちは、何を思い犯行に至ったのか。加害者側の視点から取材した伝説のルポを復刊する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
読特
38
史上最悪の猟奇殺人。巻末で少年たちのその後を知る。何もよいことなどなかった。最悪の事態を止められた人々は他にも多数いた。彼らには変化があっただろうか。コミュニティが犯した罪。同じ国、ほんの昔に起きたこと。どこかでつながっている。知ることは怖い。それでも、現実は受け止めなければいけない。…少年による事件が他に3つ。遺族が追いやられる理不尽な立場。起きた当時からは法が整備された。だが、それで終わりではない。まだまだ事件がなくならない不完全な社会。犠牲になった方々へ、考え続けることで、せめて贖罪になって欲しい。2025/08/19
れい
11
【図書館】とても渾身の力をこめたルポだったように思う。自分の足で歩き、相当の信念と執念がなければこのような書は書けまい。自分の感情面から語ると混沌としていて解いて説明するのはむずかしい。感情を離れて思うことは、加害者たちは、知的面や発達の課題を抱えた者が多いのではないかということ。当時の教育面での大人の醜さ、混乱も合わせて感じる。そこに何ら光を見出すことができず、私は沈むばかりだ。助けを求めても救われないとしたら、どうすればいいのか。誰しもがそんなに強くない。誰しもが明日の被害者になる可能性もある。2026/01/21
チバ
2
この手の本を読んで知りたい事はそして彼らは今どうしているのかということだ。最後にその事を書いてくれていて絶望的な気持ちになった。更生ということは本当に難しいのだろう。少なくとも今のやり方は変えなければいけないのだろうと思った。被害者の遺族の権利もないがしろにされすぎだ。世の中にはこの様な残酷さがあることを忘れてはいけないし今の環境の有難さを当たり前と思ってはいけないと改めて感じた。2025/08/03




