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内容説明
画業55周年記念デビュー以来の短編を集成
「異能の作家」として手塚治虫をはじめ多くの作家からリスペクトを集め続ける鬼才・諸星大二郎氏の画業55周年を機に、「諸星大二郎短編集成」全12巻を刊行いたします。その唯一無二かつ、多彩なジャンルを越境する夢魔的な諸星短編を、原初から最新作にわたり集大成、単行本未収録もふくめて編年体でその全体像を捉えた、初の集成となります。
第2回配本は第3集。表題作「徐福伝説」「遠い国から」「コンプレックス・シティ」など名作が連なる充実期。全14作品を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
57
冒頭から名作中の名作「地下鉄を降りて」が載っておりそれだけでもう大満足。時代を反映してかSF要素が多いけど、個人的には奇想的な話が好きかな。「地下鉄を降りて」はもちろんとして「ブラック・マジック・ウーマン」等は並の作家なら普通のホラーになるところを奇妙な可笑しみを持った作品に仕上げるところなどは流石。「商社と赤い花」は歯車となった人間に対する皮肉っぽいけど、今は歯車にさえなれない人間が多いからなあ。時代を感じる。「徐福伝説」も著者の伝奇ものの本領発揮だし、著者の引き出しの広さを存分に味わえる一冊でした。2026/05/31
ぐうぐう
27
『諸星大二郎短編集成』第3集は、1978年から1979年に渡って発表された作品を収録(表題作だけは1976年発表)。試行錯誤のあとが見られる作品が多く、多様なジャンルを描いているのも掲載誌を考えてのことなのだろう。そんな中にあっても「徐福伝説」のように中国伝奇ものとしての成果を感じさせるものもあり、読み応えは抜群。ゼピッタシリーズのシュールな可笑しみも、のちの諸星の作風の萌芽を思わせる。そして「子供の遊び」の怪しさは、すでに完成している。2026/04/07
KDS
8
第三集は1978年から1979年の作品集。衝撃的なラストの1ページは読んでいたら忘れるはずがないので、表題作の「地下鉄を降りて…」は未読作品。昔所用で東京へ行ったとき、八重洲地下街で結構迷ったような記憶が…八重洲口へ出たつもりが新宿だったなんてことがあったような気がする。おのぼりさん丸出し。実はわざと迷うような構造にして陳列する商店で金を落とさせるように仕向けているという本作の解釈には激しく同意。「コンプレックス・シティ」や「広告の町」「海の中」あたりも読んだ記憶がないので、たぶん未読作品だろうと思う。2026/04/04
もくもく
6
1978~79年頃の短編作品集、この時代のワタシは、諸星大二郎の作品を追っかけて青年漫画雑誌も読みだした中学~高校生でした。『サバイバル』『アリゲーター』のような、大真面目にダジャレを漫画化するっていうシュールな作品は、記憶に残っているなぁ…。『ヨシコちゃんと首たち』は、吾妻ひでお がネタにしていたなぁ…。「不条理日記」だったか「やけくそ天使」だったか、ちょっと蔵書を発掘してみなくちゃいけないなぁ…。諸星大二郎が不条理マンガブームの先駆けだったことを確認いたしました。『ダオナン』はたぶん未読作品でした。2026/04/03
ユキモリ
3
全作品既読。中でも「徐福伝説」が好き。何度読んでも惹き込まれる。2026/05/29




