内容説明
いつからだろう? 会えなくてもさみしいと思わなくなったのは。
あんなに一緒の時間を過ごしたのに、社会人になって、次第に自分の中心からこぼれて落ちていく存在ーー「友だち」。
注目の新鋭・川上佐都の瑞々しい筆致が冴えわたる!
あの頃と同じではいられないもどかしさ、大人になった苦味が心に染みる、「青春のその後」の物語。
☆☆☆変わりゆく関係と、身に覚えのある感情を掬いあげる全5編!☆☆☆
「友だちなんてありがたい存在、がんばってつづけないと簡単に終わるんだけど!?」
高校時代からの親友シバサキとドライブするニッタ。シバサキは何か言いたいことがあるようで?
(「音めぐり」)
「うそつけ。きっと約束までの時間が長すぎて、会うモチベーションがなくなっただけだろ」
友人の結婚式の帰り道、りさは中学の同級生・毛利と数年ぶりに邂逅する。
(「あかし」)
「……じゃあ、なにしたら友達なんですか?」
友人が減ることに慣れた柊には、偶然出会った小学生・みつほの悩みがまぶしくてーー。
(「ルガっち」)
「あれ? あいつ……LINEグループ、抜けてんだけど」
弟たちの友達グループが崩壊する瞬間を目の前で見てしまった姉・藍は途方に暮れかかるが……。
(「崩せない光景」)
「えーこのコート、カーテンみたいなの? もう消えたいんだが……」
数年ぶりの高校の同窓会に出席した町田。みんなが懐かしく呼ぶ「マッチン」と「今の自分」は少し違うみたいだ。
(「色めき同窓会」)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
葵
26
#NetGalleyjp.とてもあたたかい話でした。社会人になってからの友達との関係性にまつわる短編集。連作短編、とまではいかない感じの、でもちょっぴりずつ関係が繋がっている。大人になると仲が良かった友達と、人生のステージが違ってきて疎遠になることがあるのはまわりをみていてわかる。幸運なことに、私はいまだに小学校のときの友達グループで会う機会があるので、この短編集の登場人物と同じ立場にはないのだけれど私が気づかないだけで、ちょっと違和感を持った友達もいるのかな?と思ったり…↓2026/03/27
Toratora
0
⭐️⭐️⭐️⭐️2026/03/28
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