内容説明
平和な異世界の第三王子として転生したライアの望みは、【美しくも絶望的な鬱展開からのハッピーエンド】を生鑑賞することだった。
今日も今日とて血眼になって鬱展開を探しながら、困っている人を助けては、ライア(≒ゲス)にとっては楽しいお話を聞きつつ過ごしていたのだが、突然女神に呼び出されてしまう。
話を聞くと、邪神が地球の少年の身体を乗っ取り魔王として復活。その少年を助けたい友人たちが勇者としてこの世界に召喚されるので、ライアにその手助けをしてほしいという依頼であった。
(――何とも鬱展開につながりそうな、ジュブナイル系ラノベっぽい美味しいシチュエーションじゃないか!? 今回のテーマは【曇らせ】だ!)
そんな邪な考えで依頼を受けたライアは、少年たちと旅に出るのだが――想像よりも切なく優しく、そして悲劇的な極上の展開が待っていて!?
ゲスな欲望に忠実な少年が、心優しい王子として崇拝される異世界ファンタジー、第2幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
13
★★★★★面白かった。親友になれるかもしなかった他国の王子と、決定的な趣味嗜好の違いによって決別した主人公。次なる鬱展開を求める彼の元に、邪神に憑りつかれた親友を追って、現代から異世界へと転移してきた高校生たちが現れて…と始まる物語。いやあ、2巻でも主人公は最高に趣味が悪い。鬱展開のためならば前世で同郷であった仲間や今世の家族たちにトラウマを植え付けることになっても構わないとする精神性が悍ましくって最低で最高。特に今回は、主人公に生命の危機が訪れており、1巻から度々言っていた、鬱展開のためであれば自分の2026/03/28




