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内容説明
古代中国の地理誌『山海経(せんがいきょう)』。
古代の人々が暮らす社会の周縁・世界の辺境に住まう神・獣・人が載る図鑑のような本ですが、荒唐無稽としか言いようのない生態と描写は、二千年近くにわたって読む者を魅了してきました。
日本では、江戸時代の妖怪絵師である、鳥山石燕にも大きな影響を与えています。
著者は中国古代史を専門とし、『山海経』も研究している森和(もりまさし)氏。
晋代の郭璞(かくはく、276~324)による『山海経図讃』の原文・現代語訳、『山海経』の図300点以上、そして著者による解説を収録した、書き下ろしの文庫です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Porco
17
表紙にも書かれている刑天と帝江が妙に最近日本で知名度があるよなくらいの認識の山海経。身も蓋もない言い方するとB級ご当地いきもの図鑑のような趣。身につけるのはともかく、結構な回数食べるとこれこれこういう効能があるというものが出てくるのが、いやに中国らしいなと感じる。2026/03/24
さとうしん
10
郭璞の『山海経図讃』をダシにした山海経の妖怪+諸々図鑑。『山海経』の新訳注+索引ということではダメだったのだろうか?(よく読まれている平凡社ライブラリー版には索引はない)各項目ごとに解説文はあるが、それとは別に総説として『図讃』の資料的価値や郭璞に対する解説もほしかった所。2026/02/25
あきら
3
うーん。思ったよりも情報が少なかったかなー。ホントに図鑑で最後に索引をついてるんだけど、どの妖怪がどんな繋がりで出てくるのか、もっとエンターテイメント寄りにしてくれた方が面白かったかも。一番驚いたのは、山海経の読み方が違ってたこと。ふつーにさん、って読んでたわ。恥ずかしーw2026/03/07
石光 真
3
形天だけ知ってた。天帝に負けても父を目にして戦いの踊りをする執念だ。かわいいのもあるけど概して気持ち悪いよー。怖いよー。2026/02/25
グラスノーヴィチ
2
山海経と言えば、古代中国の神話や伝説を保存した貴重な資料という側面があるが、改めて本書を読んでみると、後代の思想がかなり紛れ込んでいる事が分かった。例えば海外四経それぞれの末尾に記されている四方神は五行説の影響を多大に受けているのが見て取れる、他にも神仙説的な記述がなされていたりと、魑魅魍魎等の神話・伝説はその原形から少々乖離している様に思える。 本書では、基本的に右ページで解説がなされ、左ページに図版が掲載されており、体裁としては図鑑の様で、随所にコラムがあったりと、楽しい作りなので臆せず読めた。2026/04/10




