法蔵館文庫<br> 中国茶の文化史―固形茶から葉茶へ―

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法蔵館文庫
中国茶の文化史―固形茶から葉茶へ―

  • ISBN:9784831827258

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内容説明

中国茶文化史について諸誌に寄稿したものを集成。飲茶文化のルーツを辿り、唐代からの製茶法の変遷、日本茶道との関連、日本における中国茶文化、イギリス帝国の紅茶との関連等、中国大陸に限定せず幅広い視点から考察した書。

目次

Ⅰ中国製茶法の歴史
一 プロローグ
二 唐代の製茶法
三 唐代から宋代へ―研膏茶と蝋面茶
四 宋代の製茶法―龍鳳茶
五 元代の製茶法
六 明代の製茶法
七 清代の製茶法―紅茶と烏龍茶
八 エピローグ
Ⅱ中国茶史雑叢
一 法門寺地宮の茶器と日本茶道
二 中国茶文化在日本
三 お茶の歴史
四 中国茶のはるかな道のり
五 茶経
六 雲南とお茶
七 茶は南方の嘉木なり
八 ウーロン茶

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

19
中国(+日本)での歴代の茶の作り方と飲まれ方について。朱元璋がそれまで飲まれていた龍鳳茶を、民力の消費を理由に廃止したという話がおもしろい。漢代には四川で既に茶が飲まれていたということだが、蜀の記録には喫茶のことは見えないようで、却って呉に見られるというのは不思議といえば不思議である。解説は現在の中国でのプーアル茶のポジションやタピオカミルクティーの流行など、近年の喫茶動向について触れている。2026/04/02

mfmf

2
実際に読んだのは研文出版の方なのだが、検索で出て来なかったので、おそらく同じ内容と思われるこちらのものを登録した。一部は中国茶の歴史を陸羽の茶経〜清代まで、二部は著者の寄稿文を寄せ集めたものになっている。一部は連載をまとめたものなので一貫性あるが、一部と二部で重複する内容も多い。唐(餅茶)の陸羽の茶経が茶の淹れ方等を知ることのできる最後の文献であり、宋代の龍鳳茶、明代の煎茶、清代の紅茶と烏龍茶の発明と海外への伝播と続く。烏龍茶は福建省の地方茶で、煎茶が主流と繰り返されている(烏龍茶に恨みでもあるのだろうか2026/05/14

tokumei17794691

1
製茶法や寺院でのお茶の儀式も、詳しいものの、専門的で素人には歯が立たぬ。淹れ方も所々書いてあったとはいえ、各時代の中国でお茶がどのように楽しまれていたのか? との視点がかなり薄かったのは残念。宋代の皇帝専用茶「龍鳳茶」は、生産に手間かかり過ぎ、「茶の真味」を失うとして、明太祖朱元璋がこれを生産禁止にしたとのこと。単に貧農出身の朱元璋の口に合わなかっただけかもしれないが、手間ばかりかかって、マズかったのではないか? との気もする。また、日本の煎茶道が明代に起源を求めるのなら、煎茶道の手前も詳述すべき。2026/04/22

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