内容説明
高校一年生にタイムリープした俺・九蒸飛一は、九蒸刃黒の実子ではない。一周目の人生でその事実が発覚した時に俺をかばって、なのに俺が守れなかった同級生・叶宇灰璃を、今度こそ守り抜くと決意した。そして俺や仲間を「無価値な偽物」と断じた刃黒を、俺は超えていく――。
そして時は夏休み、ビーチには夏を遊びつくす俺たちの姿が――違う! これは選ばれし生徒のみが参加できる「交流会」への参加権を懸けた映画制作のためであって、一周目の人生で経験できなかった夏の楽しい思い出作りのためでは断じてない! 刃黒の息のかかった生徒会への挑戦であり、偽物の価値を証明するための戦いの序章なのだ――!!
金と権力の全てで君を幸せにする、痛快学園無双譚、第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
かつて守れなかった叶宇灰璃を今度こそ守り抜くと決意した飛一が、選ばれし生徒のみが参加できる交流会参加に向け動き出す第2弾。映画研究部に目をつけて廃部の危機を阻止しながら、部員たちの力も借りながら映画制作を始めるストーリーで、周囲とのコミュニケーションを円滑に回す飛一の通訳・灰璃が効いていて、撮影の傍らで夏休みも満喫しながら、先代の呪縛に囚われていた部長の本来の良さを引き出して、権力と金ボタンを誇示する生徒会の悪意を覆す熱い展開は良かったですけど、立ちはだかる中で酷薄さが垣間見えた生徒会長も手ごわそうです。2026/03/12
椎名
8
良かった、一巻から変わらず非常に安定感があり纏まりがある。タイトル通り悪役ムーブをやりつつもスカッとさせてくれる上、あとがきで言及されていた通りあくまでヒロインを幸せにするための物語という部分にブレがない。個人的にかなり好きなシリーズなので続いてほしい。映画という作品作りにおいて、ある種コア層にウケる感性の鋭い作品のほうが天才や本物だと評価されることは確かにあるだろう。それでも大衆向けのエンタメ、売れ線を狙って出すということの正しさを物語を通してぶつけてくるというのは痺れた。良かったです。2026/03/17
MoriTomo
8
交流会への参加券を得るために奮闘するエピソードで、映画製作に目を付けて動く主人公の手腕とヒロインの献身的なサポートが見どころでした。 権力を見せつけつつ不器用に立ち回る主人公と、通訳スタッフとして活躍するヒロインのツンツンデレデレな掛け合いも面白かったです。 前世の知識を活かして才能の原石に着目し、ピンチを跳ね返す対応力や仲間のやる気を引き出す強引な交渉も印象深かったです。 メイドとの掛け合いも楽しく、勝ち取ったチャンスをどう活かすのか続きが楽しみです。2026/03/15
尚侍
6
ものすごく面白かった。今回は映画の撮影のエピソードが中心で、正直中盤まではややかったるい展開でしたが、後半に入ってからは文字通り怒涛の勢いでしたね。あの状況からどのように巻き返すのだろうと思いながら読んでいましたが、伏線も回収しつつ話を膨らませていく流れはお見事でした。また、今回も悪役がしっかりと自分の役割を果たしたのもよかったですね。最近は良くも悪くも悪役の描写がソフトになっていますが、本作くらいしっかりと描いてくれた方が話は盛り上がると思うので、この調子で続いてもらいたいですね。2026/03/31
lzlzlx
1
主人公の性格が好き。 札束で事件を解決していくのが爽快で、読んでいて楽しい。 良い作品だ。2026/04/03




