ユリの便箋

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ユリの便箋

  • 著者名:森川成美
  • 価格 ¥1,419(本体¥1,290)
  • 静山社(2026/03発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863899605

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内容説明

第一次世界大戦終戦翌年の大正8年(1919年)。高校を卒業したばかりの力武ユリと惺(さとる)は、富豪の家へ嫁いだ叔母を頼りに、故郷の佐賀から上京した。ふたりは、男女にしては珍しく容姿までそっくりの双子。図案が好きなユリとファッションに興味津々の惺だったが、その時代、図案科のある美術学校は男子、裁縫学校は女子のみにしか、門戸は開かれていなかった。ユリが冗談で言った「入れ替われたらいいのにな」という言葉に本気で乗り気になった惺が策を立て、結果、ユリは惺の名で川本画学校に、惺はユリの名で松田裁縫学校に願書を出し、入学することに……! 
入れ替わった双子がそれぞれ目のあたりにする大正時代の男性/女性の立場や地位の違い。フレッシュな視点でその矛盾を捉え、自らの力で新しい時代を切り拓いていこうとした若者たちの、胸を打つ感動の青春群像時代劇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

25
ユリと惺(さとる)は双子の兄弟です。エリはデザインの勉強をしたいと思っており、惺は洋服の勉強をしたいと思っていました。でも、彼らが生きていた大正時代には、美術学校は男子のみ、裁縫学校は女子のみしか入学することができませんでした。どうしても自分たちの夢を叶えたい2人は、入れ替わって学校へ通うという計画を立てました。めでたく入学することができ、それぞれの勉強を始めます。ユリは自分が女だとバレないようにドキドキしながら毎日学校へ通っていたのです。2026/03/07

まる子

19
第一次世界大戦終戦後の大正時代。男女の双子「ユリ」と「惺(さとる)」を主人公に、裁縫は良妻賢母の女性だけ、美術は男性だけが学べる(入学)できる時代の中で、興味のある分野を男女の双子が入れ替わって学ぶ⁉️これがただの入れ替わりだけではない。戦争時代を生きるとは、自分の未来を諦めたり、生き方を選べなかったり、男尊女卑が色濃く残る時代があった事を、2人の生き方を通して考える事を森川さんがYAにした!最後の方は予想外の展開と感動。この本の紙が薄いのは便箋と関係あるのかな?2026/02/21

かはほり

4
この本を読んで漫画の『はいからさんが通る』をイメージした年寄りです。震災前の大正時代の雰囲気がよく再現(震災前の東京の様子は、祖父母から散々聞かされた。)されているし、文章がとても読みやすいと思う。でも終わり方はとても切ないね。今も海外の戦争から物価高が始まったし、戦争に巻き込まれるのではないかという不安があるので、この本を読んだ若い方たちはどう感じるだろうか?2026/02/18

Tamy

4
大正時代、高校を卒業した男女にしては珍しくそっくりな双子。男子しか行けない図案科に行きたいユリと女子しか行けない裁縫学校に行きたいサトル。肝要な叔母の元で入れ替わって学校に通う事にする。上手くいくか?とんでも話で終わらない、考えさせられるけど、読後感の良いお話でした。高学年からかな。2026/01/31

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