内容説明
紅茶キノコとエアロビのブームから始まった最後のアナログの時代を洞察するマニアック少年の昭和末生活史。
あったなあ、こういうの……。
――泉麻人(コラムニスト)
高度成長とバブルの間にありながら、これまであまり注目されてこなかった昭和五十年代。
昭和文化をテーマとしたテレビ番組の監修も務める大学教授が、自身の体験をふまえたうえで資料を丁寧に読み解き、その暮らしと文化をディテール豊かに読みやすい文章で綴った学術的エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みんな本や雑誌が大好き!?
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著者は昭和47年生まれ。「昭和50年代」といえば、幼稚園に入るかどうかぐらいで物心がつくかどうかぐらいの時から始まり中学生になるころまでに相当する時代でしょう。本書冒頭は喫煙天国だったことの回想から始まります。テレビコマーシャルも喫煙がかっこいいものとして扱われていました。スターがバイクに乗って降りて一服。いま再放送されているBSの刑事ドラマなどは、昭和50年代ではなく平成になってからのものが多いですが、それでも署内や喫茶店などではタバコプカプカのシーンが多々出てきます。そんな野蛮時代を想起しました。2026/06/15
taq
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中学から大学が昭和50年台だった。ぼんやりと覚えているその時代のあれこれを、専門の学者らしくきちんと並べ、それだけだと味気ないのだが、筆者自身の感想が添えられているのが楽しい。 今だったらネットであっという間に正解できてしまうようなクイズがスクラッチカードにあって、当たれば景品がもらえたあの時代を、「スマホとパソコンの電源を切ってみても、あの手探りの感触がよみがえることはない。」と「アナログ文化の最高地点」である昭和50年代を評しているのは言いえて妙だ。いろんなことが「手探り」だったと今考えるとそう思う。2026/05/15




