新潮文庫<br> 水―本の小説―(新潮文庫)

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新潮文庫
水―本の小説―(新潮文庫)

  • 著者名:北村薫【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2026/03発売)
  • 向夏の候!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/28)
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  • ISBN:9784101373379

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内容説明

一行一行、蟹の味がするようでしょう――。向田邦子から村上春樹、三島由紀夫からエラリー・クイーン、芥川龍之介から江戸川乱歩など、水のようにたゆたいながら広がっていく連想。“本の名探偵”によって、古今東西の作品や人物が、時空やジャンルを超えて縦横無尽に結びつけられていく。そしてその先に待つ、豊穣な時間。やがて物語の舞台は、泉鏡花の故郷・金沢へ。泉鏡花文学賞受賞作。(解説・野崎歓)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

58
向田邦子の「キャベツ猫」から始まって、福原麟太郎の「治水」で終わる本の世界の旅が描かれています。取り上げられている作家はエラリー・クイーンやサマセット・モーム、徳田秋声など幅が広くて、作者の北村さんの小説の世界全体に対する敬愛の念が感じられます。連想を駆使して、プロットを進めていくので、先の読めない面白さがあります。現代ではあまり読まれていない徳田秋声の小説の魅力が詳しく書かれており、読みたくなりました。ここに描かれているように本の世界は無限に広がっており、汲めど尽きせぬ魅力があることを実感しました。2026/04/24

小太郎

27
これは書店の平積みで、北村薫が泉鏡花文学賞?と帯の「本の名探偵現る!」に即購入。読み始めるといつもの北村薫と全くちがう本や作家に纏わる蘊蓄と憧憬、そしてリスペクトに満ちたエッセイ風の読み物ではありませんか。知ってる話は勿論、知らない作家や本の話でも北村さんの手に掛かるとなんとも興味深い話になります。そしてタイトルの「水」この題名通りのゆっりとした流れの中で静かに広がっていく不思議な読書体験をさせていただきました。また読みたい本が増えてしまった。★42026/04/27

mayumi

24
古今東西の様々な作家・作品について書き連ねた小説。…これ、エッセイじゃないの?エッセイとして読んだ。面白かったのは「文学かるた」。日本の文豪の作品から印象的な言葉を抜き出しているんだけれど、誰の作品か当てるのが楽しい。ちなみに47枚のうち私がわかったのは9枚でした…。日本文学科卒業なのに、日本文学をほとんど読んでいないことが露呈する結果に。日本文学、もっと読まなければ(世界文学も大して読んでないけど)。2026/06/08

naotan

10
良いタイミングで読めた。落語を知っていたら、もっと味わえたと思うので、チャレンジしたい。2026/05/17

Kazuo Ebihara

3
昔、大好きだった北村薫さんの新作が平台に並んでいたので、思わず購入した本。 向田邦子から村上春樹、三島由紀夫、筒井康隆、芥川龍之介、エラリー・クイーンなどの作品の一節の真意を巡り、 著者は、時空を超えて、小説、落語、映像作品を結びつけ、新たな解釈を試みている。 本に纏わる連作エッセイのような不思議な作品だった。2026/04/26

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