内容説明
市井の人々が物語る戦慄の実体験談を、
怪談の名手・黒木あるじが綴る!
屋上を見ると、肩から上が、ごっぽりと削れている人間が…
表題作「なまくび団地」より
怪談イベントや講演会で来場者から聞いた不思議で奇妙な話のなかから、怪奇の名匠・黒木あるじが印象深い話を選りすぐって綴る!
・友人の部屋に残されたメッセージ、そして聞こえる奇妙な音の正体「ぼりぼり」
・子どもの写真に現れた不気味な異形「牛足憑き」
・客室に現れた悍ましい存在「なまくびホテル」
・カフェの窓に小さく描かれている謎の鳥居、そしてつながる怪異「鳥居カフェ」
・夜中歩いていたら声をかけられ、振り向いた先には…「なまくび団地」など54話+1話。
これらはみなその場に偶々集った人の話のはずなのに─うっすらと絡み合う怪異の不可思議な符号に背筋が寒くなること必至!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
7
動物の憑き物が並ぶ構成で「シェパード」は初めて見た!「おがわのきつね」、少女の移ろう気持ちに切なさと温かさ。最初の数話でグイグイつかみ振り回される感覚がいつも小気味いい。読了3/1? 自身の誤診からの病騒動で数週間立て込み、つけたと思っていた2026/03/15
みかん猫
7
東北を中心とした実話怪談を集めてる著者の本。収録されてる話が、怪談イベントで参加者が話した怪談で、日時や場所、参加者の性別年代が記載されてるのがリアル。誰かが話した話で、その話で思い出したが…と話がどんどん展開していくのも、みんなが集まる座談会ならではだと思う。表題作『なまくび団地』、生首が屋上から降ってくると言われてる団地で暮らしてた女性が遭遇した怪異、話してる最中にマイクトラブルが起きるし内容も怖すぎた2026/03/13
ankowakoshian11
5
聞き書きのテイがすっきりしていてさくりと読める。語る当人が怖さより不思議がっているためか何処となくのんびりした雰囲気も感じる。「オコサマ」「オカイコ」は養蚕にまつわる話、「シンのはなし」は虫の知らせというか。「ゆきねこ」不思議だねぇ、猫は祟るというからなあ。「おそうしきのうた」なかなか興味深い。「おがわのきつね」少しほっこりしさみしくもあるいい話。「なまくび団地」タイトルのインパクトよ「鳥居カフェ」とのある共通項があるんだねぇ……よく考えてみると。2026/03/22




