内容説明
アンチ・ミステリの金字塔『ドグラ・マグラ』で知られる夢野久作には、バラエティに富んだ中・短篇の傑作が数多くある。編者・日下三蔵はかねてよりこれらを網羅する決定版的作品集を構想してきたが、遂にそれが大ボリュームの文庫全二巻で実現。『ドグラ・マグラ』とともに、夢野久作に溺れるのであれば〈まずはこれから〉。「死後の恋」「瓶詰地獄」「押絵の奇蹟」他、13作を収録する上巻。
目次
あやかしの鼓/いなか、の、じけん/人の顔/死後の恋/瓶詰地獄/空を飛ぶパラソル/鉄鎚/卵/支那米の袋/童貞/一足お先に/怪夢/押絵の奇蹟/巻末資料/編者解説 日下三蔵
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Shun
33
「ドグラ・マグラ」は未読の私が初めて読んだ夢野久作の作品集です。そして2か月連続刊行となる新たに編纂された前半の1冊。著者の夢野久作といえば日本の三大奇書の一つがとても有名で、またその難解と言われる内容ゆえどこか特別な作家という印象を抱いてしまう。そこで本書は取っ掛かりになる最初の1冊として相応しい装い。最初期の作品、表題の「あやかしの鼓」に始まり、夢野久作と言えば狂気を描く作家との印象がここでも感じられる「一足お先に」での病棟でのお話等、中々バラエティに富んだ作品が味わえる作品集でした。2026/01/04
ふゆきち
2
充実したセレクション。『少女地獄』もあればよかったでのすが、ちょっと長いか。2026/03/15
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