ちくま学芸文庫<br> 医学概論

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ちくま学芸文庫
医学概論

  • 著者名:川喜田愛郎【著】
  • 価格 ¥1,606(本体¥1,460)
  • 筑摩書房(2026/02発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480094612

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内容説明

病気は単なる身体的異変ではなく、苦しみや悩み、死への不安などと不可分であり、医者と患者のあいだには心理的・倫理的な関係が不可欠である。現代の医療現場でしばしば見過ごされがちな“病人の存在”を見据えつつ、医学の歴史、ヒトの体や病気のしくみを学び、病気とは何か、医学とは何かを考える。 解説:酒井忠昭

目次

序章/第I部 現代医学の歴史的座標/第1章 医学はどのようにしてはじまったか/第2章 西欧医学における近代の曙光/第3章 近代医学の発展(I)/第4章 近代医学の発展(II)/第5章 現代医学の形成と日本の医学/第II部 医学の基礎としてのヒトの生物学/第6章 医学と生物学/第7章 ヒトの生物学(I)/第8章 ヒトの生物学(II)/第9章 ヒトの生物学(III)/第III部 医学と医療(その1)──病気の理法/第10章 病気の生物学(I)/第11章 病気の生物学(II)/第12章 病気の生物学(III)/第13章 人の心と病気および心の病気/第IV部 医学と医療(その2)──医療,健康/第14章 診断と治療/第15章 病人への対応/第16章 健康の諸問題/解説(酒井忠昭)/索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

井の中の蛙

12
医学概論とは医学とは何かを問う学問である。すなわち、本書は「医学の哲学」を扱った書と言える。1982年に刊行された本だけあって、特に免疫やがん、精神医学に関する記述には古さが目立った。しかし、医学史を専門とする川喜田先生が医学に関する歴史的・発生的な視点でとらえた本質は、古さを感じさせない鋭く新鮮なものだった。2025/02/27

colocolokenta

9
医学概論というくくりで“医学”という言葉を医学史から公衆衛生まで含めて、おおまかに描いた大作。細胞一つ一つから始まる“医学”という概念が一体どこまで広がるのか、博学かつ深い洞察力を持った著者をもってしても把握できずに終わってしまったようである。病理学者の端くれである私も、同様の悩みを抱えながら生きているが、“医学”というものを平たく、人間一人一人レベルの問題として捉えたとしても、その全体像を描くことは、大変困難である。2012/10/25

1.3manen

6
ドクター各位はご愛読の一冊と推察する。評者は、患者として読む。すると、第13章の心の病気を扱った章立てに注目した。神経症はノイローゼというドイツ語由来(317頁)。緊張病(カタトニー)症候群なんていう言い方は初めて知った(323頁)。概論なのに、各論に注目して、酷い素人読みであるが、お許しを。2013/06/08

ハラペコ

1
はじめに病人があった。人間を機械に見立てたり、医学を生物学のヒト部門と捉えたりすることを否定。近代医学の発展の項目が特に濃く読みごたえがあった。「本書では深く立ち入らない」といった断りが大量にあり、興味があるなら関連本で補完して欲しいということなのだろうが、全体的に冗長な文章もあいまって読みづらくなっていた。 医学とは何かということで、症状と原因の非線形さや混合の示唆、社会制度(政策、公衆衛生、保険、医者の待遇)まで触れている。2025/04/05

まんまるまる亭

0
歴史に関する記述は面白かったが、他は砂を噛む思いで読んだ。途中で何度、放り出そうと思ったか分からないが、結局、「これより平易な言葉で書かれた医学概論もないだろな」と思って最後まで読んだ。読後感想としては、「医学は、歴史は面白いが、現代的課題はあまり面白くなさそうだ」というものか。つまらない記述はやはり頭に残らなかったようだ。2019/07/20

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