内容説明
\天皇の視点で読み解く江戸時代/通説を覆す「嘘だらけ」シリーズ日本史編、待望の第三弾。
徳川十五代将軍に比べて影の薄かった天皇が、なぜ幕末に突如として絶大な存在感を放ったのか――その謎に挑むのが本書です。
織豊政権から徳川幕府、尊号事件や紫衣事件といった政治ドラマ、そして光格・霊元・後水尾・孝明といった歴代天皇の動きを手がかりに、江戸時代の皇室がいかに「異質」だったかを明快に解き明かします。
教科書や時代劇が描かない「皇室から見た近世史」を、膨大な史料と最新研究をもとに、読みやすく再構成。象徴天皇制のルーツを知りたい方、幕末・明治維新を別角度で読み直したい方に贈る一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
軍縮地球市民shinshin
11
天皇・皇室を中心とした江戸時代史。近世の天皇は幕府により実権を奪われた「ロボット」であるとの著者の持論が展開されている。近世まで上皇による院政が行われていたが、そもそも政治の実権はないので朝廷内に止まっていたとか。霊元天皇という幕府と渡り合った天皇がいたことを初めて知った。光格天皇の天皇号復活、民衆の御所千度参りなど、幕府の度重なる失政から天皇へと民衆の心が移っていったことが分かる。こういう準備を経たうえで維新になるのだなぁと。2026/05/29
独言悟浄
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明正天皇は譲位後に占いにハマっていたそうだが、彼女(敬意のない言い方だが)の様に良くも悪くも将来が無い人にとって、占いに何の意味があるのだろうかと考えてしまった。もしも皇室の一員として、国家の行く末を占っているのだとしたら、それは立派な国事行為なので倉山氏の言う様に「寂しい」人生と言うのは変なのではないかと思ったりもした。2026/05/24




