ジェンダー公正な人事制度とはなにか - 雇用管理区分・転勤制度見直しの実態と課題

個数:1
紙書籍版価格
¥3,960
  • 電子書籍

ジェンダー公正な人事制度とはなにか - 雇用管理区分・転勤制度見直しの実態と課題

  • 著者名:大槻奈巳
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • 勁草書房(2026/03発売)
  • ポイント 36pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326603855

ファイル: /

内容説明

日本の多くの企業では転勤や長時間労働を前提とした雇用管理区分により、家庭責任を負う女性が一般職や非正規といった「選択」をすることで男女間格差を固定してきた。労働力人口減少を背景に区分のシングルステイタス化を推し進める企業と従業員への調査を中心に、ジェンダー公正な人事制度に向けての課題や可能性を検討する。

目次

はじめに 近年の人事制度の変化――雇用管理区分と転勤について (大槻奈巳)
 1 問題の所在
 2 本書の課題と構成

第I部

【分析の手続き】人事制度をめぐる会社の意図と従業員の応答――小売業の事例から
 1 X社の概要について
 2 X社の人事制度の見直し
 3 調査について

第1章 小売業X社の雇用管理区分の統合と再複線化の背景――ステップアップする「意欲」とジェンダー (金井郁・篠田信幸)
 1 はじめに
 2 2008年人事制度改正と経営側の意図
 3 2013年人事制度改正と経営側の意図
 4 現場の管理者と労働者の主体性へのインパクト
 5 おわりに

第2章 正社員登用でなぜ男女格差が生じるのか (駒川智子)
 1 問題意識と課題設定
 2 X社の社員区分と役職
 3 月給制社員への転換認定基準と実績
 4 「中核人材」の能力とジェンダー
 5 無意識のジェンダーバイアスの解消に向けて

第3章 転勤の有無による雇用管理は妥当なのか (大槻奈巳)
 1 はじめに
 2 X社における人事制度の改正
 3 人事からみた転勤への考え
 4 従業員からみた転勤の意味
 5 X社における転勤の意味
 6 家電量販業Y社における転勤の運用と意味
 7 Y社人事の転勤への考え
 8 X社とY社の転勤による雇用管理
 9 おわりに

第II部

【分析の手続き】人々の働き方と意識――人事制度の変化のはざまで
 1 調査名「転勤とアフターコロナのワークスタイル調査」
 2 調査の概要

第4章 キャリアヒストリーでみる人々の働き方 (駒川智子)
 1 問題意識と課題設定
 2 調査対象と分析方法
 3 人々の働き方と意識
 4 柔軟な働き方が生み出す可能性

第5章 転勤経験者における転勤の意味と男女差 (高見具広)
 1 はじめに
 2 データと分析対象
 3 総合職における転勤経験割合
 4 転勤経験者の実像
 5 転勤経験者における転勤の意味づけ
 6 転勤によるキャリアへの有益度を決めるもの
 7 転勤の必要性に関する認識
 8 おわりに

第6章 人々の転居を伴う転勤への考え (大槻奈巳)
 1 はじめに
 2 転居を伴う転勤の現状
 3 転勤施策への考え
 4 転勤施策への考えに影響を与えている要因
 5 おわりに

第7章 転勤と働く意識――有配偶と独身の中堅総合職の比較から (酒井計史)
 1 はじめに――転勤と配偶関係
 2 データと分析対象
 3 4タイプ別の基本属性、転勤に関する経験・意識
 4 転勤に関する経験・意識とライフプラン、働く意識の関係
 5 まとめと考察

第8章 勤務地限定総合職とジェンダー (村尾祐美子)
 1 はじめに
 2 企業拘束度に基づく均衡処遇をめぐって
 3 データについて
 4 調査対象者の概要
 5 昇進・昇格ペナルティの検討
 6 結論と考察

第III部

【分析の手続き】雇用管理区分・転勤制度の見直しとジェンダー
 1 調査について
 2 調査対象企業の概要

第9章 転居を伴う転勤における新たな方策について (大槻奈巳)
 1 はじめに
 2 企業の問題意識と人事制度における新たな方策
 3 企業の問題意識
 4 転居を伴う転勤への新たな方策
 5 雇用管理区分の見直しとその他の変化
 6 ジェンダー公正な人事制度にむけて

ほか

最近チェックした商品