角川文庫<br> ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿

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角川文庫
ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿

  • ISBN:9784041166307

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内容説明

【1910年、ハレー彗星の降る夜。誰が子爵を殺したか?】

面白すぎて発売前に14ヵ国が版権取得!!

79歳の老令嬢と少年院帰りの召使いが挑む。
フーダニット×孤島×密室×貴族の館=どんでん返しの連続殺人!?

解説・若林踏


【誰が子爵を殺したか? 容疑者リスト】
No.1 エドウィン ケチな下院議員。
No.2 ミスター・ストークス 優秀な執事。
No.3 レティス 子爵の従姉(いとこ)。
No.4 ジョリオン 大酒飲みの海軍少将。
No.5 ミュラー教授 ドイツ人科学者。

《探偵チーム》
ミス・デシマ 79歳の毒舌老令嬢。
スティーブン 少年院帰りの召使い。
テンペランス 泣き虫メイド。

《ロンドン警視庁》
ジャーヴィス警部


【あらすじ】
1910年の英国。少年院帰りのスティーブンは謎の手紙に導かれ、孤島の館で従僕(じゅうぼく)として仕えることに。
その日は奇(く)しくもハレー彗星が地球に到達する日で「毒ガスが広まり、世界が終わる」と騒動が起きていた。主の子爵は館中の窓や扉を板で密閉させ、スティーブンに嫌われ者の老令嬢デシマの世話を任せる。
その夜、事件が起きる。子爵が書斎で殺されたのだ。犯人は誰(フーダニット)?
面白すぎて発売前に14ヵ国が版権取得した超期待作!

The Murder at Worlds End by Ross Montgomery
カバーイラスト/原田俊二
カバーデザイン/鈴木成一デザイン室

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たま

95
舞台は1910年、ハレ―彗星が接近し世界の終わりが来ると大騒ぎの日、コーンウォール地方の屋敷タイズ館に一族が集まり、殺人が起こり、「老嬢」デシマと新入りの従僕スティーブンが謎を解く―と言う20世紀前半のミステリの設定。最初はスティーブンの語りが生き生きと面白く、事件が起こってからはドタバタ劇で、デシマが探偵役だが彼女が謎を解くというより犯人が馬脚を現した感じ。犯人やデシマの境遇、従僕とのタッグが現代的。日帰り旅行の電車内で読んで楽しませてもらったので、続編出たら読みます。2026/03/19

yukaring

81
「誰が子爵を殺したのか?」貴族の館と密室殺人、怪しげな一族たち…王道本格ミステリを楽しめる1冊。嵐が来れば陸の孤島となるワールド・エンド。その館で当主コンラッド卿が遺体で発見される。ハレー彗星が降る夜の不可解な殺人。クセのある一族と右往左往する使用人達、ポンコツ警部、そして探偵役は偏屈な老嬢デシマと少年院帰りの従僕スティーブン。2人のユーモラスな掛け合いが楽しく、軽快な展開ながらも巧みな伏線とミスディレクションは抜群。次々起こる殺人と胡散臭い人々。ハレー彗星も真相解明に盛り込まれラストも爽快な良作だった。2026/03/04

nobby

77
面白い!失礼ながら自分があまり惹かれないタイトルは手に取るべきを実証(笑)ハレー彗星が地球に迫る畏怖にパンデミックを描くと思いきや、意外にも冷静な使用人達と対照的な子爵による滑稽な館の完全防備で立派に“クローズドサークル”完成!そこからのトリックに秘密の通路探索などワクワクさせた上での八方塞がりは上手い!癖のあるいけ好かない人物いっぱいを罵倒する圧倒的な存在感の老令嬢と、振り回されるばかりながら優しさ染み出る少年院を出たばかりの従僕のバディが小気味よくていい感じ!何気にハレー彗星の壮大さがいい味出してる!2026/03/04

雪紫

65
ハレー彗星による人類滅亡を信じた子爵は密閉された館の密室で殺された。犯人は親類か使用人か客か。帯の容疑者リストに犯人がいる・・・。探偵役のミス・デシマも含めクセ強と性悪多めなのに事件起きてから探偵チームの捜査や掛け合い含めて凄くテンポ良くて読みやすいよ(ミスター・ストークス好きだった)。何気にハレー彗星忘れられてないし。個人的に意外だったのは真相より(帯にもあったのに)まさかの連続殺人物で第2の犠牲者だったけど・・・。まあ、事件にあまり関わらなかったひとは連続殺人くらいで変わる訳ないよね。続編もう楽しみ。2026/05/23

aquamarine

60
1910年の英国。少年院帰りのスティーブンは孤島の館で従僕として仕えることになる。ハレー彗星による毒ガスを恐れてその日館ではすべての部屋を密閉したのだが、翌朝子爵は密室で死体に…。スティーブンは館で嫌われ者の老令嬢デシマとともに犯人を探すことに。館の図が見取り図でなく断面図なことにドキドキする。館の住人や客、重要な従僕やメイドまでキャラがしっかり立っていて読みやすい。途中で現れる刑事もアクセントになりいつしか連続殺人となった事件とそれを追う探偵たちに夢中になった。面白かった!続編も出るそうで楽しみだ。2026/06/13

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