岩波文庫<br> 本当の話

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

岩波文庫
本当の話

  • 著者名:モンテスキュー【作】/田口卓臣【訳】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 岩波書店(2026/02発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784003400586

ファイル: /

内容説明

『法の精神』の著者が挑んだ異色の小説.バッカス祭の酒宴で語られるのは,奇想天外な輪廻転生譚.家畜,奴隷,暴君,宮廷人など,次々と姿を変えながら,苛酷な社会をしたたかに生き抜く語り手たち.彼らの物語は,人間の愚かしさ,欲望の際限なさを,皮肉とユーモアを交えて鮮やかに描き出す.思想史に新たな光を投げかける一作.

目次

目次
書籍商より、読者の皆さんへ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ

付録


訳注


訳者解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
モンテスキューの作品は愛読書の「ペルシャ人の手紙」をはじめとして有名な「法の精神」や「ローマ盛衰原因論」を読んでいますがこのような作品があったとは思いませんでした。小説ですがモンテスキューが書いたということであればやはり気になって読む人が多いのでしょう。今まで訳されなかったのがよくわかります。一種の転生譚で語り手5人に託して小説としてある意味17~18世紀のフランスの状況を風刺している気がしました。一種の奇書ですね(モンテスキューが書いたという意味で)。2026/02/27

藤月はな(灯れ松明の火)

55
近代社会における『法の精神』を確立させた提唱者、モンテスキューによる、我欲によって同じ間違いを繰り返す人間への皮肉たっぷりな寓話集。書籍商と偽って書いた序文から当時の状況を想像できるように諧謔を込めて書いているのがもう、楽しい。数千年に渡り、輪廻転生を繰り返してきた3人。守護精霊に守られて何度も女性として生きるも女性ならではの生き辛さに悩み、男となったら性欲を上手い事、発散できない運命に嘆き、ジェンダーに振り回されるダミルが印象深い。また、昔はよかった観は何時の世でもあるのだなと苦笑。 2026/02/22

新田新一

48
『法の精神』の著者のモンテスキューが書いた小説。輪廻転生を繰り返しても、人格は向上せずに失敗ばかりしている人間が描かれています。例えば、2番目に出てくる登場人物はエジプトで人気者の将校に生まれても、社交仲間から金を巻き上げようとします。金銭欲と性欲に囚われて、身動きが取れない人間たちが多く登場して、苦笑いしました。作者も、人間なんてまあこんなもんですよ、と物語を通してほろ苦く笑いながら語りかけている気がします。人間を冷笑的に眺めるのではありません。人間の存在を丸ごと受け止めており、温かさがあります。2026/01/26

うえ

7
「世にも不思議な出来事について、ありのままを語らなくてはなりませんから。およそ二千年前、ある疫病がアジアとアフリカで猛威をふるいました。一億以上もの魂が居場所を変えました…」訳者も「呆気にとられたのではないだろうか」と述べるように、これをモンテスキューが?と思わざるをえない。異世界転生ならぬ現世界転生、しかも転生数が半端ではない。当時、転生、輪廻は一蹴されていた。ライプニッツ、ヴォルテール、P・ベール等。しかし唯一、記憶を保持したままの身体交換は理論的に可、としたJ・ロックを参考にした可能性があるという。2026/07/05

aochama

6
モンテスキューが生まれ変わりをテーマにた作品を書いていて、しかもなかなか面白い。また、刊行されたのは本人の死後140年後で、その後発見された資料も含めると完全版は2011年刊行とのこと。数奇な経緯を経て日本語で読めるという奇跡。一読して損はないですね。2026/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23108325
  • ご注意事項

最近チェックした商品