国境で読み解くヨーロッパ - 境界の地理紀行

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国境で読み解くヨーロッパ - 境界の地理紀行

  • 著者名:加賀美雅弘【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 朝倉書店(2026/02発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784254163643

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内容説明

ヨーロッパの国境から,歴史,民族問題,観光,多様性,鉄道などのテーマを掘り下げ,その地誌を紐解く。〔内容〕ドイツ・フランス国境/旧東西ドイツ/鉄のカーテン/ティロル言語境界/ブラティスラヴァ/アウシュヴィッツ/バルカン半島。

目次

目次
Travel 1 ヨーロッパの国境の景観─地理学から見る国境の魅力─
景観を観察する地理紀行
国境の景観をとらえる
多彩なヨーロッパの国境

Travel 2 EUを象徴する国境を訪ねる(1)─ドイツ・フランス国境─
国境地域の代名詞アルザス
ドイツの国境の町ケール
ストラスブールの歴史を歩く
結びついた2つの町

Travel 3 EUを象徴する国境を訪ねる(2)─ドイツ・フランス国境─
コルマールへの道のり
アルザス人・フランス人・ドイツ人
共有される記憶

Travel 4 東西分断の国境を体験する─東西ドイツの国境跡─
消えた国境,なくなった東ドイツ
東西ドイツ分断の記憶
東西の心の壁
分断の縮図ベルリン

Travel 5 変わりゆく国境の姿を描く─ドイツ・チェコ国境─
同居してきたドイツ人とチェコ人
第二次世界大戦後の決別
国境を越えてチェコへ
国境のバザール
再評価される国境地帯

Travel 6 見えない境界を巡る─北イタリアの言語境界─
国境の変更で生まれた地域
イタリア語とドイツ語が使われる町
言語境界の村サロールノ
言語の境界で異なる景観
境界を越えた共生を目指す

Travel 7 国境に接する町を歩く─多文化都市ブラティスラヴァ─
3つの名前をもつ町  95
同居してきた3つの民族
町を取り巻く3本の国境
歴史が異なる3つの駅
三国国境を訪ねる

Travel 8 国境に消えた人々を追う─アウシュヴィッツ鉄道紀行─
ウィーンから夜行列車に乗る
国際観光地ウィーンの光と影
鉄道で国境を越える
線路が集中する地帯
「草線路」でたどるアウシュヴィッツ
国境越えを強制される人々

Travel 9 国境に紛争跡を探る─クロアチア国境─
未知の地域バルカン
国境の町ヴコヴァルに向かう
セルビアの国境を越える
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの国境
バルカンはどこか

Travel 10 ヨーロッパを映し出す国境
古地図に描かれたヨーロッパ
不自然な川の国境
オーデル川の国境
ドナウ川の国境
国境を感じないリバークルーズ
国境の旅に出かけよう

〈コラム〉
国境アラカルト1 小国を囲む国境を越える(イタリア・サンマリノ)
国境アラカルト2 要塞の国境から観光の国境へ(ドイツ・オランダ・ベルギー)
国境アラカルト3 農道の国境を歩く(オーストリア・スロヴェニア)
国境アラカルト4 ヨーロッパにある植民地を訪ねる(ジブラルタル)
国境アラカルト5 国境を越えて飛び地に渡る(クロアチア・ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)
国境アラカルト6 国境を越えるとワクワクする

参考文献
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

264
東西ドイツの統合、そしてEUの拡大とヨーロッパの国境の様子やあり方も甚だしく変容しつつある。私が旧東ドイツへの国境を越えたのはもう統合されてからであったし、列車であったので、いつの間に東ドイツ地域に入ったのかはわからなかった。ただ、車窓からの風景が単調になり殺風景になったといった変化は感じられた。他の国境越えもほとんどが列車だったが、最も劇的な変化を感じたのはシンプロン峠を越えてのイタリアからのスイス入りと、スロヴェニアからやはり峠越えでオーストリアに入った時である。今や国境といっても何があるわけでも⇒2024/09/16

パトラッシュ

111
欧州で国境を超える旅をするようになったのはシェンゲン協定以降なので、検問所で長く待たされたり綿密にパスポートを調べられた経験はない。それでも道路や橋を渡っただけで建築や言葉が変わり、いつの間にか空気まで変わっていると気付く。日本では味わえない感覚に浸りながら現地の大衆食堂で食事をとり、国境越えの気分を堪能するのが楽しくて毎年のように行っていた。コロナが終息して再び海外へ行ける日を願っていたが、ウクライナ戦争でロシア上空を飛べなくなった。平和ボケして今後も同じ日々が続くと思い込んでいたと痛感させられている。2022/08/28

24
「長い期間に渡って国境であり続けるものもあれば、最近ひかれた国境もある」前書きで既に考えさせられるのんきな島国の民である。アウシュビッツ鉄道紀行の章がやっぱり重かった。130万人以上のユダヤ人が国境を越えて貨物列車で運び込まれたのは鉄道網が発達したおかげってのがまた。ポイント通過するたびにあみだくじの曲がり角にのってるような気持ちになったという筆者。かなしい。2022/06/11

スプリント

21
島国に住む日本人にはピンとこない国境。 いまは友好国同士でも歴史を紐解けば領土の獲った獲られたで紛争とともに国境が定められたことがわかる。2022/08/09

つーちゃん

16
ヨーロッパの地理&歴史&文化の本をよく書く東京学芸大の特任教授による、ヨーロッパの国境の思い出アレコレ10選って感じの本。旅行行きたくなっちゃったと同時に世界史の近現代めっちゃ忘れてて焦った。ドイツ・フランスの間のアルザス人、イタリアとオーストリアの間のティロル人など、ハザマ系民族エピソードが面白かった!著者の指摘通り、国境付近の地域って、新型コロナとかの世界情勢の変化を最も受けやすいんだよね。戦争とかも。この先も国境を巡る物語は尽きない。2022/10/06

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