内容説明
ごく普通の男子高校生・赤崎在人は、動画サイトでとあるショート動画を目にする。『四葉ひなというキャラクターを覚えてますか?』というスレッドをまとめたその不気味な動画に興味を持った在人は、オカルトめいた話を集める《怪異蒐集部》なる非公認の部活の存在を知り、一人部長にして先輩の敬川歌を尋ねる。オカルト話に食いつくかと思われた敬川だが、意外にも怪異の類を信じていないらしく、「僕は心霊現象や都市伝説の類を精査し、完膚なきまでに否定するために蒐集している」のだという。在人自身も遊び半分ではあったが、その夜自宅で動画サイトを見ていると、今度は奇妙な動画広告が流れる。それはドライブレコーダーのような主観視点の映像で、見覚えのある道を走り、やがて在人の家の外観を映し出し…。インターネットを経由して伝染し、一週間で死に至る呪いに抗え。変人オタク×コミュ強後輩バディが挑むモキュメンタリーホラー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
スレッドをまとめた不気味な動画に興味を持った男子高校生・赤崎在人が《怪異蒐集部》なる非公認の部活を訪ねるキュメンタリ―ホラー。ショート動画を見たことをきっかけに、在人が《怪異蒐集部》の一人部長にして先輩の敬川歌に調査協力を依頼して、一緒に事態の真相究明に動き出すストーリーで、歌の妹・三芳も絡めながら明らかになる歌の意外な一面や、インターネット経由で伝染して一週間で死に至る呪いの背景があって、在人自身も呪いに追い詰められていく中、事態を解決するために奔走する歌の姿が印象的で、なかなかいいコンビっぷりでした。2026/02/19
栗山いなり
8
凸凹男子高校生コンビが怪異の解決に挑む物語。中々面白かったじゃないかってのが正直な感想。主要登場人物のキャラが良かったのとホラー系ミステリーとして中々興味深く読めた作品だった2026/03/21
かず
3
怖さより面白さが勝つホラーって感じかな? 話のすじや、ジャンルとしてはちゃんとホラー作品なんだけど、登場人物同士の掛け合いの面白さのおかげで読みやすくて、ホラー作品を読んだ後の恐怖が後を引く感じはなかった。 作者のあとがきを読んでいても思ったし、登場人物達の掛け合いからも思ったけど、実際に存在している作品などを絡めて例えツッコミなどをしてるおかげで会話がリアルで、クスッと笑わされる所も多かった。 ただただ怖いホラーを読みたい人には薦められないけど、気軽に読むホラーとしてはお薦めの作品。2026/03/07
真夏日和
2
今年は1月から当たりの本ばかり読んでるかも!! 普通の高校生赤崎在人がネットで怪異に巻き込まれるはなし。 理不尽極まりない怪異に対抗するために《怪異蒐集部》の敬川歌先輩に接触して怪異を相談するんだけれど、敬川歌は怪異を否定するために怪異を蒐集している変人だったわけで、この2人のバディがたまらなく良い。 掛け合いも男同士の馴れ合いみたいのもぜーんぶ良い。 2026/03/19
鰹よろし
1
え、普通に怖いんだが・・・。世界が善性に満ちていると信じて疑わず貼られたURLを踏みまくった、恐怖よりも好奇心が勝り恐る恐るクリックしたいつかのあの頃。そういう時代だったのか、多感な年頃だったからなのかはわからないが、かつて味わったことのあるあの(どの?)独特な雰囲気が蘇ってきてゾクゾク~。当事者の苦悩を脇に追いやり暴走する正義漢。敬川先輩の活動とは別に行われる怪異の否定は一考だよね。...ところで赤崎家の母親以外の家族の不在はアレ・・・。2026/02/24
-
- 和雑誌
- 電撃マオウ (2021年8月号)




