内容説明
“僕は、君にちゃんと傷付けられて、幸せだった”
下関のラブホテルで働く青年×毎週水曜に売春する女子高生
気送管を使った秘密の文通でふたりは、一生分の恋をした。
「小説家になろう」第1位(※)
「書籍化クラウドファンディング」431%達成
話題のウェブ発恋愛小説ついに書籍化!
(※)2025年12月 文芸(純文学)ランキング
”触れない。見れない。だからこそ、愛した。”
下関の海岸沿いに立つ“ファッションホテル”ピシナムで働く磯辺逢深は、そこで売春する少女・Rと、客室と受付を繋ぐ気送管を使って短い手紙のやり取りを始める。互いに惹かれる二人だったが、ある冬の日、Rは突然姿を消したーー。4年後、磯辺の元に「ピシナムの取材がしたい」とウェブライター・秋山千鶴が訪ねてくる。彼女との対話から、Rの失踪に秘められた残酷な真実が、ゆっくりと紐解かれていく。
(ファッションホテル:受付にホテルマンが24時間待機しているラブホテルの呼称)
不器用で痛々しい二人の恋に、きっとあなたも涙する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
四弦桜
16
まず“恋愛小説”だと思っていた自分を殴りたい。 「向き合う」って、 こんなに重くて、苦しくて、 でもこんなに尊いのか… 終盤、鳥肌が止まらなかった。 読み終えたのに、まだ心がザワつく😣 読み終えた後のこの装丁😭2026/03/05
桜花
1
文学フリマで出会った作家さんの初商業作品です。 生きることに不器用で真面目な磯辺さん、やっぱり好きだなぁ。 言葉を大事にしすぎてるけれど。2026/03/23
Range
1
山口県のファッションホテル『ピシナム』で働いていた磯辺、彼がピシナムの常連『R』と気送管ポストを使った文通を行う、少し変わった交友関係の話だ。お互い、ほぼ文章でしかやり取りをしない関係だが、それでも通じ合うところがあれば、通じ合わない所もあるというところが、美しさを感じる。そして、話の中盤で明らかになる『R』の遭遇した日本を震撼させたとある出来事、それを知った時の磯辺の思いが、僕にとって何とも切なく感じた。2026/02/25




