内容説明
“千枚通し”の男、初見参!シリーズ最新刊!
T県警富葉署の刑事・石貫尊利は、若い女性が殺害された現場に臨場し、新人刑事の風間公親に再会する。風間は警察学校を首席で卒業、異例のスピードで県警捜査一課の刑事となっていた。T県ではさらにもう一件、若い女性が殺害される事件が発生。石貫と風間は、二つの事件の凶器に類似性があることに着眼し、容疑者・十崎波瑠を特定。十崎は一時行方をくらませたが、後日、万引きの罪で小規模署の五百川署に勾留されていることが判明する。
風間公親ד千枚通し”の男、ファーストコンタクト!
(底本 2026年2月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
217
4月の第一作は、「教場」シリーズの最新作です。長岡 弘樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本作は、刑事・風間 公親、超人的な活躍の巻でした。刑事時代の風間 公親は、圧巻でした。 https://www.shogakukan.co.jp/books/09386780 https://www.shogakukan.co.jp/pr/kyojo/ 2026/04/01
パトラッシュ
208
『教場』第1作で風間公親と出会ってから13年が過ぎた。その若き日々でも純血種の刑事というべき人の本質を見抜く眼力は発揮され、平凡な先輩刑事など引いてしまうほどだ。しかし本作で最初に対決する十崎波留は、会った瞬間から風間の優秀さを感じ取っていた。警察など愚者の集団としか見ていなかった十崎だが、唯一風間だけは自分に匹敵する頭脳の持ち主と認めたに違いない。あまりに切れすぎる2人の男がぶつかった時、刑事と犯罪者として生涯をかけて風間と対決する道を選んだのではないか。それが十崎には何より生きる喜びとなったのだから。2026/03/24
いつでも母さん
144
「風間公親といいます」あぁ、出会った時は既に『風間公親』だったのだなぁ。何のことやらとお思いでしょうが、本作を読めばお分かり頂けるはず(笑)Ωとは究極?風間が警察学校生の終わりに出会った先輩刑事・石貫から見た風間公親のこと。そして、風間が刑事の始まりに出会った十崎波瑠と妹・十崎紗羅とのこと。くぅ・・「終わりの始まり」の本作にどんどん呑まれちゃって一気読み。2026/03/09
しんたろー
133
シリーズ最新作は、新人時代の風間公親をある事件でコンビを組んだ先輩刑事・石貫の視点で描いた長編。時系列がバラバラなシリーズなので、近年は記憶力が怪しい自分にとってこれまでを想い返しながら読むのが、辛くもあり楽しくもあり....著者は風間と仇敵・十崎との出逢いや因縁をシリーズファンの為に明確にしてくれたのかなと思った。著者の作品らしいトリビア的な知識やチョットした伏線&回収も健在で 暫くは続きそう。このシリーズは全て風間の周囲の人の視点だが、最終巻には風間の視点(心情)で生涯を振り返った長編をお願いしたい!2026/04/15
タイ子
91
これまで所々開いていたパズルのピースが一つ一つふさがるように展開していく物語。そうか、そういう経緯だったのかと改めて思う。刑事・風間公親が優秀すぎて、先輩の刑事がうとましく思ってしまう感情も何だか胸をくすぐる。それでも、一緒に捜査をしていく中で風間の並外れた知識と能力にどこか惹かれていく先輩刑事。風間をキリで傷つけた男との因縁はここから始まったのですね。頭脳明晰すぎる2人の頭脳合戦。凡庸な頭脳の読み手は常に新しい知識に感心。そして、風間の運命が変わるのがここから十数年後。男の抱えていたものに畏怖しかない。2026/05/14




