内容説明
ストレーガ賞W受賞の傑作ヒューマンドラマ。
遠くへ去った親友。傷を抱えた娘。あのときなぜ私は…。
語り手の後悔とレジリエンスの物語に心揺さぶられた。
――中島京子さん(作家)
奪われた尊厳を、私たちの手に取り戻す。
襲いかかる不条理に対し、女性たちが自分らしく息ができる場所を探していく、静かで峻烈な抵抗の物語。
――辻愛沙子さん(株式会社arca CEO | Creative Director)
こんな物語に出くわすから読書はやめられないのだ。
この一作から世界文学の広さと大きさを思い知り、胸が震えた。
――間室道子さん(書評家、代官山 蔦屋書店 文学コンシェルジュ)
イタリア文学賞の最高峰ストレーガ賞+同賞ヤング部門賞W受賞!
ルチアは故郷の山間の町に暮らしている。夫は単身赴任で家を出たままで、老父が暮らす近所の実家を時々訪れる日々。都市封鎖でミラノの大学から戻ってきた娘は部屋に引き籠もったままだ。ある日、ルチアは父親から土地を継げと持ちかけられる。その土地はかつて、今も町に影を落とす忌まわしい事件が起きた場所だった。ルチアは封印していた記憶と向き合うことに――。
すべての人間の弱さを力強く描いた、感動の人生賛歌。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘラジカ
32
田舎で暮らし、凄惨な事件によって激変してしまった人々の繊細な心情を、穏やか且つ気迫のこもった筆致で描き上げたイタリア文学の秀作。良い小説だとは思う。ただ、イタリア最高の文学賞として名高い「ストレーガ賞」受賞作と聞くと「そこまでだったか?」との疑問符がついてしまったのも確かだ。前作の『戻ってきた娘』もあまり好きではないので単純に作家との相性が良くないのかもしれない。2026/03/01
おだまん
16
子どもが心配な親の気持ちが痛いほど分かってきゅん、となる。コロナ禍の閉塞感の中、ミステリー要素も織り込み、がんじがらめになった登場人物たちの過去の人間関係をひとつひとつほぐしていき、未来に向かっていく物語。人生につながる「山」の描写が印象的でした。2026/03/10
アヴォカド
11
『戻ってきた娘』もよかったが、これもよかった。愛憎こもごもが入り混じった母と娘(或いは父と娘)の複雑な感情のひだを、それはもう丁寧に掬い上げる。またしても、関口英子訳にハズレなし、であった。2026/02/26
takao
1
ふむ2026/03/31
田中秀哉
0
イタリアの現代文學を読むのは初めてですが、素敵かつ考えさせられる小説でした。2026/03/28
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