内容説明
新進気鋭の日系アメリカ人SF作家デビュー作
人類の生存を賭け、恒星間ミッションに旅立った80人の女性。船に爆弾がしかけられ、代替要員のアスカは犯人探しを命じられるが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
70
圧倒的読書!舞台は近未来のVR(仮想現実)はじめテクノロジー溢れる宇宙船〈フェニックス〉。搭乗するのはジェンダーに世界大戦をも背負った多国籍な女性のみ80名。選ばれし精鋭が目指すのは新しき理想郷たる惑星X。そこで起こった爆発事故による殺人と進路変更の動機と彼女達の運命は!?もう表紙めくってすぐ目に入る宇宙船全体図や断面図にワクワク!600頁越えるボリュームの割には案外とSF描写やミステリ展開は軽め(笑)とにかく壮大な世界観を疾走感たっぷりに一気読み必至の快作♬似通った名前にだいぶ人物がごっちゃになるけど…2026/03/10
yukaring
56
人類の希望を一身に背負い、新たな星と旅立った植民船。しかし何者かが仕掛けた爆発が起こり、船長ら多数が死亡。犯人はクルーの中にいるのか?宇宙船というクローズドサークルが舞台のSF×謎解きサスペンス。選別された各国代表の80人の女性を乗せてフェニックス号は出発するが謎の爆発により軌道のズレが発生、予定の惑星への到達が困難を極める。軌道を戻すためには…。乗組員の1人であるアスカは10年に渡る厳しい訓練を思い返しながら、仲間の誰が犯人なのか推理を組み立てて行く。少し長すぎる感はあるが読み応えのある1冊だった。2026/04/28
よっち
26
人類の新たな故郷を作るため各国から選ばれた女性80人を乗せて地球を旅立った植民宇宙船。しかしその船で謎の爆発が起き、船長らが死亡してしまう青春SFミステリ。各国の思惑も絡む難しい状況で代替要員として新船長から捜査を託され、かつての訓練仲間たちを疑う苦渋の選択を迫られるアスカ。10年前のアカデミー時代の過酷な選抜過程で競い合った、個性ある少女たちのライバル心と友情が交錯する関係性があって、爆発事件とその後の出来事を背景として大きく変化していく心の機微や人間性を浮き彫りにした結末がなかなか印象的な物語でした。2026/03/20
小太郎
22
この本は話の設定と作者が日本とアメリカのルーツを持つ作家と言うので興味が湧きました。話は惑星Xに移住を目指す宇宙船フェニックス。その航海の途中で謎の爆発事故が起き船長以下3名が死亡、進路修正しなければ目的地にたどり着けない。主人公のアスカは犯人捜しをするのだが・・ありがちと言えばありがちの設定です。宇宙船は密室なのでここで起こる殺人は本格ミステリーとの親和性も大きいので期待して読みましたが。冗長すぎ~というのが一番の感想。この内容なら半分にしたらもっと良くなるはず。SFらしさも少なく残念★32026/05/05
Sakurakunnn1
12
紛争や自然災害の激化で黄昏時が訪れてきた地球を旅立ち、未踏の惑星Xを目指した宇宙船が旅立つ。しかし、船内で謎の爆発が起き、船長以下三名が死亡。物語は主人公アスカの犯人捜しと、乗員選抜時の学生時代が交互に展開され非常に読ませる構造になっている。また、乗員が全員女性なことから、友情、好意、嫉妬がない混ぜの独特な雰囲気が味わえる。反面、期待した犯人特定へのロジックや、何故この状況下で犯行が起きるのかといった推理小説的なものは弱く、母親との確執、友人との相互不理解からの脱却がメインテーマであり消化不良感が残る。2026/04/08
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