内容説明
きっと喋る猫がいたら、私は小説を書いていなかっただろう 気が付けば生活の一部となった書くことについて、作家は考えを巡らせる。 『空芯手帳』(太宰治賞)『休館日の彼女たち』(河合隼雄物語賞)、国内外で注目を集める作家による初のエッセイ集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
59
作品をまだ2冊しか読んでいないけど、八木さんの作品は大好きです。こんなに早くエッセイを読めるとは思っていませんでした。エッセイは、どれも楽しく、新鮮な気持ちになりました。小説と同じくとても個性的でした。小説家のエッセイと言えば、川上弘美さんが好きですが、八木さんのエッセイも、小説の世界観を感じさせてくれます。2026/05/06
にゃにゃころ
19
装丁とタイトルに惹かれて図書館で借りる。全部猫の話かと思ったら、猫もちょっと登場するけど「自分の話をすることが苦手だった」という著者の日常を綴ったもの。ちょっと自分に似たところがあったりして、ほんわか読み終えた。小説は未読だったけど、太宰治賞を受賞、世界25カ国で翻訳されていると聞くと、そりゃあ読まなきゃなって思った。翻訳という作業について「生きている人の臓器をそのまま取り出してだれかの体に移植するような大胆な繊細さ」と表現されてて、わぁ〜なるほどなぁって思った。早速図書館で予約した。読むの楽しみ!2026/05/13
練りようかん
16
エッセイ集。世間の普通に気付くのが遅かったり、違和に敏感だったりと既読作からイメージした通りの人物像だった。ライフハックは他人の夢の中でも有効なのか、「夢のPDAC」は夫氏とのやりとりに少し笑ったのだが、義理の家族からの婚姻に関する同調圧力は辛く、「ちがうよ!」の何度言っても伝わらないこともそうだが、当人達がそれでいいと言ってるのならと何故引かないのか苛々した。だから「わからなさとの付き合い方」の海外イベントで“豊か”と感じたことが沁み入った。最も面白かったのは「シャウエッセイ」。次作が待ち遠しい。2026/05/22
meg
2
「空芯手帳」と「休館日の彼女たち」を書いた八木詠美さんが、どんなエッセイを書くのかとても興味を持って読んだ。どの話もおもしろく、心に響く言葉が随所にちりばめられている。文章全体から読者への優しさが伝わってきて、読んでいてとても心地よかった。 「高いバッグや車を買うお金は今後あったりなかったりするだろうけれど、自分を許せない日もあるだろうけれど、最高のときも最悪のときもせめて自分は自分を見放さないようにしようと思った。」2026/06/11
N
2
★4.8 グーグルマップの話は激しく共感し即レジに持っていきました。『よしとする』の考えこれから使います笑 目の付け所と言うか、言い回しというかなんとも言えずツボにハマりました。雷様の話は笑った。『雷様がなんらかの物質で埋めてくれるということだろうか』そう言う考えがあったか!笑 初めて知った作者でしたが他の作品も読みたくなりました。2026/02/24




