内容説明
奇跡の爆笑雑誌『富士山』から生まれた、単行本未収録のエッセイ11編! ミッフィーちゃんのブルーナさんに会いに行ったユトレヒト、美しすぎた夏の富良野、大感動&大好きなバリ。国内も海外も、世界のどこを旅しても、ももこがいればそこに笑いあり。めくるたびに、面白い! 作家・朝井リョウさんによる特別寄稿も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikutan
68
また、さくらももこさんの新刊が読めるなんて嬉しい。さくらさんが、ひとり編集長として、20年以上前に刊行されたムック・シリーズ『富士山』に掲載されたエッセイの数々。ミッフィーの作者のブルーナさんや『北の国から』の倉本聰氏を訪ねたり、旅に出て、色んな体験を味わったり。いつでも、気負いなく、自然体でいられるのがさくらさんの魅力ですね。だから、周りの人たちも楽しそうだし、読んでいる私も、一緒に旅している様で、いつの間にかリラックスしているもの。もっともっと読みたかったな。朝井さんの特別寄稿に激しく頷いたよ。2026/06/05
シャコタンブルー
52
あれから8年も経ったんだ。再びももこさんの本を読めたことに感謝。静岡で茶摘み、大阪食い倒れ、バリのオイルマッサージ、北海道でソフトクリーム爆食い・・自身が編集長を務めた雑誌「富士山」に掲載されたエッセイだから、どれもこれも自然体でまるごと旅を楽しむ姿勢が伝わってきた。その土地の自然、料理、酒そして人との出会い、全てがホンワカとした温かく優しい気遣いを感じた。2026/05/24
seacalf
34
なんとさくらももこさんの新刊?中身は著書がひとり編集長を務めた雑誌『富士山』に収録されていたもの。四半世紀前に書かれたもので、さくらさんのエッセイを読むのも随分久方ぶりなので、懐かしさに包まれながら楽しく読んだ。『もものかんづめ』の時のようなパンチはないが、程よく力が抜けていてこれはこれでリラックスして読める。京都、バリ、大阪、新潟、香港、山口、福岡、富良野、どこに行ってもよく食べること、食べること。巻末の浅井リョウの特別寄稿が本書の味わいをさらに深めてくれる。さくらももこ節の他の作品を読みたくなった。2026/06/07
sayuri🍀
33
さくらさんに、また会えた。エッセイ『もものかんづめ』で嵌って以来、読み続けていたさくら作品。2018年、訃報に触れた瞬間のあの信じがたい気持ちと、悲しさが蘇る。単行本未収録の11編を収めた本作を読みながら、懐かしいももこワールドに浸った。1話「こんにちはブルーナさん」。ミッフィーの作者・ブルーナさんは当時72歳。さくらさんが自分の72歳を想像して綴った14ページに涙がこぼれる。巻末の朝井リョウさんによる特別寄稿でも、また胸が熱くなる。53歳なんて、あまりにも早い。もっとさくらさんの言葉に触れていたかった。2026/04/08
nonicchi
30
久しぶりのさくらももこ!ムック本「富士山」より、2000~2002年の旅の記録。とにかく旅の目的が明確。あれが食べたい、これを見たい、これが買いたいという欲望をものすごく忠実に実行していて、読んでいて気持ちがいい。友人達の紹介、もしくは自分の嗅覚で美味しいものを堪能。自分の足で歩き気に入った絵を購入。食べログなど存在しない時代、他人の評価に振り回されず、自分軸で旅を謳歌する、旅って本来こういうものだったな、と羨ましくなる。早逝されたのは残念だけど、十分に楽しみつくされたのかな。2026/07/08




