内容説明
1984年にNHKで放映された名作ドラマがよみがえる!
「私は日本の美しさに夢中でした。日本人の微笑、日本の庭、神社、田園、物語に夢中でした」
近代化に突き進む明治時代に来日し、日本の人びとと風物を愛した一人の西洋人ラフカディオ・ハーン。
ラフカディオ・ハーンの波乱に満ちた生涯を描いた第二回向田邦子賞受賞作。
「私はこのドラマで、物欲は信ずる、合理的なものだけを信ずる、というような人たちに、得体の知れない幽霊のおもしろさを感じていただければ――と思いますね。それにほんとうに幽霊が存在するかもしれないと思えてくるようなドラマを見ていただくことは心楽しいことではないでしょうか」(「あとがき」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もりくに
55
山田太一さんのドラマが好きで、大抵リアルタイムで観ているが、この作品は未見。今から40年も前の作品なので定かでないが、ラフカディオ・ハーンを、ウエストサイド物語のジョージ・チャキリスが演じるというのが、しっくりこかったと記憶する。最近の資料で、山田さんも当初、「いい男過ぎる」と危惧を抱いたようだが、さすがブロードウェイの役者、キッチリ準備してきたと述べている。ジョージはハーンの母と同じギリシャ系なので、出演を熱望したようだ。脚本を読む経験がほとんどないので、初め苦労したが、段々セリフが聞こえてきた。→ 2025/08/09
hitotak
8
1984年にNHKでドラマ化されたシナリオ本。アメリカ人ハーンが松江で英語教師として暮らし、士族の娘セツと結婚して小泉八雲となり、亡くなるまでが書かれる。現在の朝ドラ「ばけばけ」で大体の人間関係は頭に入っており、ト書きが詳細なので情景も頭に浮かぶが、読んでいると「ばけばけ」の安直さ、内容の薄さが気になってしまう。朝日に合掌する松江の人々、親友西田との別れ、生活力はないが陽気な小泉家の男たちなど、数々のエピソードが印象に残った。巻末はドラマディレクターと山田の鼎談が収録されており、撮影秘話などが語られる。2026/02/12
ゴリゾウ
0
ラフカディオ・ハーンの波乱に満ちた生涯を描いた長編。第2回向田邦子賞受賞(出版社/著者からの内容紹介) #11211990/04/18




