内容説明
日本でも知られる端午節・七夕・冬至節や、清明節や送竈節などの中国の伝統的な年中行事について、歴史的な視点から辿る名著の復刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうしん
13
意外と食べ物の話が多いなという印象。しかしこれは日本でも節分の豆やお彼岸のおはぎなど年中行事と食べ物が結びついていることからも当然のことかもしれない。三月の寒食と介子推信仰の話や大晦日に食べる餃子が元来は冬至に食べるうどんに類する食物だったらしいという話が面白い。ただ、行事の由来をしばしば殷代の甲骨文に求めるのはかなり眉唾だなと思う。行事の中で春節の最後を飾る元宵節は取り上げられているものの、春節自体は取り上げられていないのが残念。2026/02/15
Go Extreme
2
農耕基盤=生活の拠り所+史料解明→起源・変容+節食。 正月十五日(元宵節):春節終→燃灯+祈蚕=元宵 三月上巳(清明節):春・払穢→祓禊+踏青=青団 五月端午:夏・厄除→龍舟+辟邪=粽 七月七夕:秋・裁縫→伝説+乞巧=巧果 九月重陽:晩秋・長寿→登高+茱萸=重陽糕 冬至・送竈:再生・昇天→祭祀+冬至=餃子 総括:農耕循環=祈り+生活リズム。2026/04/09
tokumei17794691
1
・起源など、行事の祭祀的意味合いはついていきづらかったが、遊興・行楽面には比較的ついていけた。また、遊興・行楽面が主目的だったので、もう少し比率が高くても良かった気もする。・すでに指摘があるが、正月行事は、その最後の15日には詳しくても、最初の元日を取り上げていないのは違和感があり、残念。・各行事の末には「節食」といって、その行事の料理を取り上げているのが特徴。ただ、レシピや再現写真がなく、文章だけではよく分からぬ。・白黒転載だと真っ黒になりがちな色彩画が適度に薄い色で見やすいのが良い。丁寧な編集である。2026/03/02




