文春e-book<br> 今世紀最大の理不尽 それでも、結婚がしたかった

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文春e-book
今世紀最大の理不尽 それでも、結婚がしたかった

  • 著者名:鳥飼茜【著】
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 文藝春秋(2026/02発売)
  • 麗しの桜!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~3/29)
  • ポイント 375pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163920689

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内容説明

結婚。それは祝祭か、墓場か

2度の結婚に離婚を重ね、新たなパートナーと3度目の結婚を、今度は事実婚をしようと考えていた。自分の元の姓はあまりに複雑怪奇だし2度目の夫の姓を名乗るのは嫌だから、1番目の元夫のOに姓を戻したうえで。
家庭裁判所で2年前にもらったままだった氏の変更許可書を手に、姓の変更を完遂させようと役所へ向かう。書面に期限が記されていないことはよくよく確認済みだ。しかし、窓口で言い渡されたのはまさかの一言だった。「今日から法律が変わりました」。

なぜ女性ばかりが姓の変更にまつわる理不尽にぶちあたらなければならないのか? 再々婚を目前に思うのは、姓という一見マイナーチェンジな変更の裏で、法律婚が男女関係に少しずつ変容を強いてくる見えない制度の作用だった。

しかし、天啓のようにあるアイデアを思いつく。私にはパートナーの姓を選ぶでもなく、自分の元の姓に戻すでもない、第三の道があるではないか。その選択は法律婚が本来想定していない、いわば制度の埒外にある、最も男女平等な結婚の形に違いない。

身に降りかかった偶然の珍事によって、姓の変更、そして結婚下の男女の力学をつぶさに見つめ、考察する長い旅に出る――「自分を譲り渡してはならない」。漫画家・鳥飼茜さんによるグルーヴィーかつ笑える令和の名エッセイが誕生!

結婚中の人、過去に結婚していた人、結婚なんて大嫌いな人――パートナーとの関係が気になるすべての人へ。

制度や社会だけではない、個人もまた、結婚を前に歪んでいるのだ
――金原ひとみ

結婚が、苗字変更が、私たちからものすごく大切なものを奪う、
その切実さをこんなに鮮やかに面白く描いた凄みのある文章はかつてあっただろうか?!
いやない!
――鈴木涼美

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

14
2度の結婚と離婚を経験した筆者が結婚という制度を語るエッセイ風の内容。離婚しても以前の苗字に戻さなくてもいいが、戻すには期限があってそれを過ぎると裁判所に申立しなければいけない、など不便を強いられてきた経緯が語られる。法律としての結婚制度が現代に合っていないと感じるのはその通りだが、みんなが納得できる結婚制度、というのも想像しがたいのもあるなぁ…2026/03/16

manabukimoto

7
「結婚」という制度の理不尽さ。一方で「相補的で一見強いけれども関係としてはかなり脆さがある」二人を繋げる社会的制度。現代結婚考察本。 苗字を変えることの途方もない面倒臭さ、選択的夫婦別姓がいつまで経っても立法化されないことへの嘆き・怒り、夫婦喧嘩の公共への広がりの提言(みっともないこと・他人に聞かせられない罵詈雑言を家という閉ざされた空間ではやれてしまう怖さ)。 「女は男の家に帰属し…男に自分の人格を与えてしまう」というボーヴィワールの言葉があとがきにある。 二人で生きようとする全ての人必読の書。2026/02/15

あやや

3
結婚、離婚、それに伴って起こる姓変更手続き、今の日本の制度の下でどんな理不尽が巻き起こっているのかを鳥飼先生の経験と思考をもとに書かれた圧倒的な筆力を感じるエッセイ。結婚制度のアップデートの必要性を感じてない人に届け…!2026/03/15

まや

2
自分らしさを譲り渡す恐ろしさ、自分の良さを信じるということ、父の不在が娘にもたらすもの2026/03/01

396ay

2
「本人は女性を蔑視どころか崇めてるとでも言いたいだろうが、あいにくそれは人にあらずと同じ意味での神格化、つまり人格無視の憧憬でしかなかった。」 p1232026/02/13

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