文春e-book<br> 今世紀最大の理不尽 それでも、結婚がしたかった

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文春e-book
今世紀最大の理不尽 それでも、結婚がしたかった

  • 著者名:鳥飼茜【著】
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 文藝春秋(2026/02発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163920689

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内容説明

結婚。それは祝祭か、墓場か

2度の結婚に離婚を重ね、新たなパートナーと3度目の結婚を、今度は事実婚をしようと考えていた。自分の元の姓はあまりに複雑怪奇だし2度目の夫の姓を名乗るのは嫌だから、1番目の元夫のOに姓を戻したうえで。
家庭裁判所で2年前にもらったままだった氏の変更許可書を手に、姓の変更を完遂させようと役所へ向かう。書面に期限が記されていないことはよくよく確認済みだ。しかし、窓口で言い渡されたのはまさかの一言だった。「今日から法律が変わりました」。

なぜ女性ばかりが姓の変更にまつわる理不尽にぶちあたらなければならないのか? 再々婚を目前に思うのは、姓という一見マイナーチェンジな変更の裏で、法律婚が男女関係に少しずつ変容を強いてくる見えない制度の作用だった。

しかし、天啓のようにあるアイデアを思いつく。私にはパートナーの姓を選ぶでもなく、自分の元の姓に戻すでもない、第三の道があるではないか。その選択は法律婚が本来想定していない、いわば制度の埒外にある、最も男女平等な結婚の形に違いない。

身に降りかかった偶然の珍事によって、姓の変更、そして結婚下の男女の力学をつぶさに見つめ、考察する長い旅に出る――「自分を譲り渡してはならない」。漫画家・鳥飼茜さんによるグルーヴィーかつ笑える令和の名エッセイが誕生!

結婚中の人、過去に結婚していた人、結婚なんて大嫌いな人――パートナーとの関係が気になるすべての人へ。

制度や社会だけではない、個人もまた、結婚を前に歪んでいるのだ
――金原ひとみ

結婚が、苗字変更が、私たちからものすごく大切なものを奪う、
その切実さをこんなに鮮やかに面白く描いた凄みのある文章はかつてあっただろうか?!
いやない!
――鈴木涼美

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さちこ

31
相容れない2026/09/07

空猫

24
書評から。結婚(主に夫婦別姓)に関するエッセイ。法律婚とは95%が夫の姓を名乗り、それは、ふつつかながら夫の一族に入らせていただきます、と言う家長制度への編入、である。2度の結婚と離婚を繰り返してみるとその度に名字を変更する等、煩わしい手続きが満載で、何とかならないのか!?と言う叫びだった。ずっと前から内田春菊サンが漫画にしてた物を客観性を交えて言語化した印象。事実婚は責任が無い分別れやすいと思うし(同棲とどう違うのだ?)、子供が居れば尚更だと。でもどちらが良いではなく選択肢が増える方がイイとは思う。2026/07/14

おかむら

20
著者はマンガ家さん。これまで2回離婚して今回3度目の結婚をしようとしてますが、結婚や離婚のたびに姓が変わる(または変えない)理由や手続きのややこしさの顛末がまずこりゃ大変だわ。世の中どんどん便利になってるのになぜこの不便さを残しとく?って思わされるわ。後半は結婚=男性の姓を名乗ることによる有形無形の弊害について著者の経験をもとに考察。←ここはなんか2番目の夫(有名マンガ家)との相性が悪すぎて(なぜそんな奴と結婚?)、あるあるーわかるわかるーな感じにはならなかった。あと夫婦別姓反対派美容師の人は腹立つわ!2026/04/19

ほんメモ(S.U.)

18
結婚離婚に伴う苗字変更(と、結婚自体)にまつわるエッセイなのですが、これはエッセイというよりもノンフィクションに近いのでは…!法律が変わって施行日に役所に行ってしまうタイミングの悪さ(良さ?)からして、何か「持ってる」著者が、しかしそのネタだけではなく、なぜ三度目の結婚をしたいのか、なぜ一番目の夫の苗字にしたいのか(自分だったら絶対やらないなと思ったけれども)、自分を見つめ直すと同時に、国の戸籍制度と婚姻制度についての問題を詳らかにしていく一冊でした。私は、男女問わず苗字を2つ持てれば良いのにと思います。2026/05/25

yutaro13

15
三度の結婚を経験した漫画家の著者が、結婚(主に苗字変更)の理不尽さを語る。調べてみたら(泥沼化した)二度目の結婚相手は浅野いにお氏だったのね。著者のことは知らなかった私でも知ってる方。法律改正の施行日に役所へ駆け込むエピソードは気の毒ではあるがネタとしては強烈。選択的夫婦別姓には私も賛成なのでその問題意識には共感するが、結婚に翻弄されながらも結婚にこだわり続け、三度目の結婚にまで踏み切る著者の心情までは理解できず。しかも一度目の夫の苗字に夫婦それぞれが変えるというのも、私には思いもつかない選択だ。2026/08/16

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