内容説明
女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した――。かつて商社マンだった教師の辛島は、真相を確かめるべく動き出した麻紀の後を追う。辿り着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネにより、人や企業、銀行までもが支配された街だった。 教え子を救うため、辛島は企業王国のドンに迫っていく。
経済の裏側と人間の欲望を抉る江戸川乱歩賞受賞第1作、新装版で登場!
目次
第一章 霧
第二章 黒い町
第三章 軌道道
第四章 破綻
第五章 期限の利益
第六章 オルゴール
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Lara
56
池井戸潤氏、2000年の作品。銀行業務と会社経営の関連で、素人には難しい部分もあった。会社経営と言うか、資金繰りの難しさの一端が垣間見れた思いがした。方や、元商社マンの高校教師が、教え子の女子高生の実家を助けるという側面、これはもう恋愛事であり、そちらにはらはら、どきどきさせられた。2026/04/26
terukravitz
4
★★★★☆2025/05/01
ゐぁくゎ
4
池井戸潤さんの江戸川乱歩賞受賞後第一作と知らずに読む。2000年刊行の作品。骨太の金融ミステリーというジャンル。地方郡部の町で支配的な企業が独自に発行し、地元でのみ流通する私的な紙幣(架空通貨)が、法的に見過ごされているという設定が超非現実的ではあるものの、父の会社の倒産の危機を回避するために奮闘する女子高生と主人公の教師を巡る人間ドラマと、その条件下で起こる地域経済の負の連鎖の様子が、陰鬱な筆致もあって迫真的。難しい設定ながらも面白かった。2026/04/28
とびを
3
読むのに時間がかかった。久しぶりの池井戸作品。2026/03/12
律里
1
初期の作品なので ちょっと専門的な話が多くて難しかったな2026/06/11




