内容説明
ミステリーランキングを席巻した超話題作が文庫化!
「このミステリーがすごい!」5位、「本格ミステリ・ベスト10」4位、「ミステリが読みたい!」6位
ミステリー界最注目! メフィスト賞作家の勝負作
読後必ず誰かと語り合いたくなる、多重解決謎解き長編ミステリー!!
フランス革命が起き、封建制度が崩壊するヨーロッパの小国で、元・吟遊詩人が射殺された。容疑者は「四つ首城」の改修をまかされていた三兄弟。
五人の関係者が襲撃者を目撃したが、犯人を特定することはできなかった。三兄弟は容姿が似通っている三つ子だったからだ。
DNA鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵は、純粋な論理のみで犯人を特定することができるのか?
目次
第一章 醜聞と三兄弟
第二章 殺人と四人目
第三章 二人の父親
第四章 睡眠薬と三択
第五章 四つの墳墓
第六章 伯爵閣下の三十年
第七章 三つの棺
終章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
25
正直、半分読んだ段階でやけに冗長だなぁと感じた。さらに読むと、最後の80ページにギュギュッと凝縮されている感じ。そしてこのラスト!読み終わった今、あの長く感じた前半を思うと、とても味わい深い。これを冗長などと思った自分は反省の必要がある。2026/02/18
よっち
23
フランス革命が起きて封建制度が崩壊しつつあるヨーロッパの小国で射殺された元吟遊詩人。鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵が純粋な論理のみで犯人を特定してゆくミステリ。容疑者は四つ首城の改修をまかされていた三兄弟。5人の関係者が襲撃者を目撃したものの、三つ子ゆえに犯人を特定することはできないという状況で、明らかにされていく行方不明だった4人目の存在。キャラクタも立っていて構図も分かりやすく思えたストーリーが二転三転する展開もあって、抗いようもない大きな時代の濁流に翻弄された兄弟の運命が印象的な結末でした。2026/02/13
紫スカートのおっさん
17
🧑✖️3 👨✖️1 🏯✖️1 🤰✖️1 👨🦱✖️2 🏞️✖️1 ⚰️✖️3 ✉️✖️2 2026/02/17
ひろ
13
18世紀末のヨーロッパの小国を舞台とした本格ミステリ。殺害の瞬間は目撃されていたものの、容疑者は三つ子であり、容貌だけでは誰が犯人か絞りきれない。導入の謎が明快でありながら独創的なのが、まずもっていい。一つ一つの手がかりから、犯人へと至る道筋を丁寧に引いていく。堅実な論理展開による推理の美しさに加え、貴族や血縁をめぐる物語としての魅力も備えている。勢いを落とさず最終盤まで驚きを与え続けてくれた。満足度の高い良作だった。2026/04/25
huraki
9
フランス革命後、とある辺境の小国で吟遊詩人が殺害され、容疑者である三つ子を調べ始める。鑑定などの科学技術が発達していない時代の中で犯人を特定することは出来るのか?卓越した論理の記録と時が経ち浮かび上がる真実を前に、激動の時代を生き抜いた三兄弟たちをはじめとした登場人物たちに想いを馳せた。2026/02/28




