講談社学術文庫<br> 博物学の世紀 リンネと分類の欲望

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講談社学術文庫
博物学の世紀 リンネと分類の欲望

  • 著者名:松永俊男【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2026/02発売)
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  • ISBN:9784065423684

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内容説明

17世紀にガリレオやニュートンによって近代科学が成立するが、18世紀になると自然哲学の勢いは衰え、代わって博物学が時代を代表する学問となった。ヨーロッパでは王侯貴族から市民までが博物学に熱狂し、珍奇な動植物や鉱物を収集・分類することが流行する。こうした情熱の背景には「神の創造した自然を理解することが神を理解することになる」というキリスト教的信念があった。
本書は、この博物学の黄金期を、スウェーデンの博物学者カール・フォン・リンネ(1707―1778)を中心に描く。リンネは「分類学の父」と呼ばれ、生物を「属名+種小名」の二語で表す二名法を確立し、現代の学名体系の基礎を築いた人物である。彼の代表作『自然の体系』や『植物の種』は、生物を階層的に整理する画期的な試みであり、後世のダーウィンにも影響を与えた。
世界のすべてを知り尽くしたい――万物を収集、分類、記述しようとする欲望は、どこから出てきたのか、鎖国日本を含む全世界をめざしたリンネの弟子たちは何を行ったのか。
18世紀の知的熱狂と探究心、そして自然を体系化しようとした人類の壮大な試みを、リンネを軸にコンパクトにまとめた一冊。博物学の意義とその文化的背景を理解するための格好の入門書。

[本書の内容]
プロローグ 博物学の時代
第1章 すべての植物を分類しつくす
第2章 植物はどのようにとらえられてきたか
第3章 学名の誕生
第4章 最高の学問としての博物学
第5章 世界を分類しつくしたい――リンネとその野望
第6章 地球の裏側までも――リンネと使徒たち
第7章 リンネ博物学の遺産
エピローグ リンネからダーウィンへ

目次

プロローグ 博物学の時代
第1章 すべての植物を分類しつくす
第2章 植物はどのようにとらえられてきたか
第3章 学名の誕生
第4章 最高の学問としての博物学
第5章 世界を分類しつくしたい――リンネとその野望
第6章 地球の裏側までも――リンネと使徒たち
第7章 リンネ博物学の遺産
エピローグ リンネからダーウィンへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

拓実

8
 著者は科学史家。本書の舞台は18世紀。当時のヨーロッパでは、博物学が大流行していた。その背景には、キリスト教信仰があった。神が創りしこの世界とその自然を、ひいては神自身を理解しようとした情熱の物語だ。そのような博物学は、自然神学として広く親しまれていたらしい。様々な科学者や思想家らが紹介されているが、なかでも、本書の主人公は、植物学者リンネと言えるだろう。本書によると、彼の最大の功績は、学名の命名法の確立である。彼の考案した二名法は、「属名・種小名」という形によって構成される。そして、この方法によって⇒2026/03/01

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