新潮文庫<br> 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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新潮文庫
大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

  • 著者名:まさきとしか【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2026/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101066615

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内容説明

解散した男性アイドルグループの一員、南田蒼太が何者かに殺された。北海道Y市の廃ホテルで、めった刺しの遺体で発見されたのだった。メディアは騒ぎ立て、警察は地道な捜査を開始する。事件当夜に南田と会った同じ職場のパート女性、グループの元メンバーたち、十代で孤児となった南田を引き取った伯母とその娘……。誰もが昏い秘密を抱えるなか、驚愕のラストが待ち受ける傑作ミステリ。(解説・齋藤明里)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

137
妄想と憶測の世界。どこまで行っても嚙み合わず、独りよがりの思い込み。自分だけの多幸感ここに極めりって感じ。こういうの描かせたら巧すぎる「まさきとしか」作者名だけで気になっちゃうのに、ぞくぞくするタイトルに読む前からノックアウト寸前。犯人捜しも気になりつつ、出るわ出るわの変な人達にあんぐり。犯人はそうだったの?って驚きは低め。全編通して殺された元アイドル・南田蒼太が掴めない気持ち悪さ。2026/03/24

タイ子

92
さすが、まさきさん最後の最後まで読ませてくれますね。登場人物が次々出て来るものの、誰もが胸に一物持ってる者たちでキャラが立っているので覚えやすい。元男性アイドルグループの1人が北海道の廃ホテルで殺害される。彼が解散後に勤めていた菓子会社が突然のニュースで大繁盛。聖地巡礼とかで一躍人気観光地に。続いて仲間の一人が自殺。出て来る、出て来る、怪しいヤツラばかりが。ここからが面白くなるまさき劇場。謎を追いながら辿り着いた先に…いた。えっ!こんなところに?!これはわからん。一気読みの面白さ。2026/03/13

yukaring

77
欲望や嫉妬、虚栄心…人間のイヤなところ全部を詰め込んだようなイヤミスの極致。最後まで全く救いのない所が逆に清々しささえ感じさせる。元アイドルの蒼太が心霊スポットで名高い廃ホテルでめった刺しの遺体で見つかる。温厚な愛されキャラだった彼。伯父の会社で真面目に働いていた彼に何が起こったのか?最後の目撃者であるパート女性、元同じグループの男性、死んだ場所を聖地化する女性たちなど彼の死を利用しようとする人々の浅ましさや歪みが強烈でこちらまで引きずり込まれそうになる。そして待ち受ける驚愕の真相、とにかく衝撃的な1冊。2026/03/16

オセロ

62
タイトルに惹かれて読みましたが、それなりといったところ。 元アイドルグループの一員の南田蒼太が殺害されたことで彼と関わりのあった人たちにどんな影響があったのかを描く今作なんですが、まともな人間がいない…(笑) それが滑稽で面白いといえば面白いんですが、自分が求めていたものとは違って残念。2026/03/19

ごみごみ

55
解散から10年後に世間を賑わせた、男性アイドルグループの元メンバー殺人事件。彼の「死」を利用しようとする人々、それぞれの目線で話は進むが、生前の彼の姿はぼんやりとしたまま。「死人に口なし」とばかりに勝手に作り上げられていく虚構の世界。承認欲求は時に信じられないエネルギーを生み出し、大人たちをも衝動的に動かす。明らかになった事件の真相には驚かされたが、それよりも自分本位な奴ばかりの苦々しさと虚しさが残る。2026/03/10

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