内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
※この商品は、作品の内容を鑑み、固定レイアウト型で制作した電子書籍です。文字だけを拡大することができませんので、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できませんので、ご注意ください。また、お読みになる端末で無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をお願いいたします。※〈森〉に侵食され〈壁〉のなかだけに人が暮らしている世界。〈壁〉の一角〈灰色男の門〉集落に住むフェザーは、冒険心にあふれた少女だった。だが集落のはずれで出会って外の話をしてくれた〈よそ者〉に手ひどく裏切られ、望遠鏡を盗まれたうえに崖から突き落とされてしまった。望遠鏡は〈灰色男の門〉にとってかけがえのないものだ、このままではみんなのもとに戻れない。フェザーはペットのフェレットだけを連れ、〈よそ者〉を追ってひとり危険でいっぱいの森に踏み入った。『嘘の木』の著者がケイト・グリーナウェイ賞受賞の挿絵画家とタッグを組んだ豪華なYAファンタジイ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
29
ハーディングとグラヴェットが タッグを組んだ高級YASFファンタジー。メリルドゥンが望遠鏡を盗むところから幕を開ける世界は、荒廃の景色。その理由は?の語りは現代に通じ 課題とも言える内容。装丁∼暗闇に光る無数の眼。これから足を踏み入れんとするディストピア。ドキドキとフェレットを道連れの目くるめく時間。日常の雑事はふっと霞む様なお話だった。後半にかけての収斂、疾走は「ささやきの島」に比べるとちょっと物足りない気もしたけど素晴らしい。「人は何一つ無駄にできない」広がって行く世界 歩みを止める事はできない・・ね2026/04/02
おだまん
13
ハーディング&グラヴェットのコンビによるYAファンタジー第二弾。目に優しく、アニメーションのように脳内再生されるすてきな絵がやはり魅力。人として大切なことを教えてくれるあたたかい、フェザーの成長譚。2026/03/11
ゆう
10
侵略・致死的な森とそこに潜む生き物から逃れるため、人々は防壁に閉じこもっている。集団が生存するための貴重品を外部の人間に騙し取られ、少女が取り返そうと追跡する間の成長の物語。 初期は親に叱られる子どものような気持ちで盗人を追っていたが、終盤には倫理的に行動すべきだと考えるまでの成長を遂げ、彼女の勇気ある選択に思わず涙ぐみそうになった。 児童文学・YAは心理学を勉強して読むとまた面白そうだ。人は安心な場所から投げ出されることで、成長のスイッチが入るのかどうか。2026/03/22
イカまりこ
8
女の子でも髪を剃り丸坊主なこと。朝からしっかり掃除をしてる描写。何が起こってるんだろうとぐいぐい読まされる。よそ者を追跡し危険な旅に出る主人公。途中で出会う別の壁の人々。自分たち以外に生き残りがいることに信じられなかったり、持っている物を消費するだけで新しい技術を得る発想もない人たちなど様々。主人公の鬼気迫る行動が新しい風を送り込んでいく。自分のミスを反省しきちんと報告に戻る決断ができてホッとした。動物の心を捕らえる森の声は恐ろしかった。『ユビキタス』が思い浮かぶ。自分の利だけ求めては人は破滅するんだな。2026/03/30
timeturner
4
『ささやきの島』に続く〈行きて帰りし物語〉系ファンタジー。あれよりSF寄りのせいかル・グィンぽい雰囲気もある。文字だけだとわかりにくい〈壁〉集落の暮らしぶりが挿絵を見ることで一目瞭然。美しいだけでなく内容と連動した装幀も素晴らしい。2026/03/12




