内容説明
〈りっちゃんが死んだ。寒さと痛みのなかで――〉。2024年、小説誌の編集部に届いた原稿には、学生運動が過熱した半世紀前、日本中を震撼させた事件で親友を亡くした大学生ジュンの日々が綴られていた。これはフィクションか、あるいは新たな事実か。駆け出しの編集者・二階堂ルルは、当時の報道と原稿に食い違いがあることに気づき、その真相を探る。見えてきたのは、自分自身の本当の心で――。1972年、ジュンの大好きな友だちが死んだ。打ちひしがれた彼女は、一風変わった人々が集まる「幸海荘」に転がり込む。大切な人の記憶に苦しみながらも日常を取り戻していくジュンが目にした、信じようのない光景とは。ここではないどこかに居場所を求めてもがく彼女たちの、激動の青春と小さな希望の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
142
青波 杏、2作目です。本書は、学生運動の時代&現代、二つの時代で響き合うシスターフッド×青春ミステリでした。学生運動は、私の上の世代ですが、ここまで引きずるものでしょうか❓ https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000217/2026/02/27
ゆみねこ
71
2024年小説誌の編集部に届いた原稿は、半世紀前の学生運動が過熱した時代に親友りつ子を亡くした大学生ジュンの日々が綴られていた。駆け出しの編集者ルルは当時の事件と原稿の内容の違いに気づき真相を探る。ルルにも学生運動での挫折の過去がある。うーん、読み難くて何とか読破…。学生運動には嫌悪感しかないので。2026/03/05
fwhd8325
65
一足違いで、学生運動とは無縁の世代です。当時を総括する映像や文章には触れてきました。どれに接しても「では何故?」という疑問が離れません。一時期の熱病のようなものだったのでしょうか。彼らの言葉で言う「日和る」ことで納得できないものがたくさんあります。この物語は、真芯を外したような描き方をしているように感じました。著者らしい世界観だと思いました。ただ、次第に読みにくさを感じていました。2026/03/10
ゆっき
23
初読みの青波杏さん。今と過去を繋ぐシスターフッド×青春ミステリ。残念ながらなかなか入り込めなくて早々に断念しました。2026/02/27
chuji
4
久喜市立中央図書館の本。2026年1月初版。書き下ろし。青波さんの著作は二冊目の読了です。連合赤軍総括絡み譚。『──夜が明けたら、一番早い汽車に乗るから』by浅川マキ。2026/02/26
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- 和書
- 精神病はおばけの仕業だ!




