内容説明
あの娘はハデ好き、だけど――
前世紀末・90年代の真っ只中に突如現れ、圧倒的な支持を得ながら、21世紀になってほどなく世を去ったひとりの女性がいた。
そんな彼女と彼女が生きた時代に、いったい何が起きていたのか。
没後18年、アダルトメディア研究の第一人者による、渾身の90’s徹底検証。
カバー写真撮影:篠山紀信
<「はじめに」より>
本書はタレント「飯島愛」の実像や素顔に迫ろうというものではない。あくまでも、彼女がメディアでどのように報道されてきたかの変化の過程を検証していこうと思うのだ。
16年間に及ぶ彼女の活動と、その報道のされ方を調べていくと、そこには社会から「女性」がどのように扱われてきたか、どのように消費されてきたかの変遷が、くっきりと浮かび上がってきた。
飯島愛がこの時代において、どんな役割を求められていたのか。
そこから、90年代から00年代にかけて日本の社会で起きた決定的な変質の一面が見えてくるのではないかと考えている。
(目次)
第1章 ナンバーワンAV女優として
第2章 真夜中のTバック
第3章 元祖コギャルの星
第4章 20世紀最後のベストセラー
第5章 突然のお別れ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
レンコン餅
0
俗にいう芸能暴露本ではない。飯島愛という人が現れた時の賛否をフラットに描きつつ、時代の翻弄されて体調を崩していく様子を淡々と伝えていく。もう少し関係者証言も欲しいなぁと思ってしまった2026/01/31
トッパ
0
飯島愛の半生を追ったノンフィクションではなく、今となっては先駆的な存在となった彼女が、どのように世間に受容され、どんな風に多くの人々に影響を与えてきたのかを丁寧にリサーチした一冊。時には非難や中傷を浴びながらも圧倒的な人気を博し、自伝がベストセラーになった後はいわゆる「文化人」としても扱われた彼女が、なぜ芸能界を去ったのか。そして、なぜ非業の死を遂げることになったのか。その真相は永遠に分かることはないだろうが、一部のマスコミが彼女を今なお「飯のタネ」にし続けていることには憤りを感じる。2026/01/27
-
- DVD
- アデュー・フィリピーヌ




