内容説明
あの娘はハデ好き、だけど――
前世紀末・90年代の真っ只中に突如現れ、圧倒的な支持を得ながら、21世紀になってほどなく世を去ったひとりの女性がいた。
そんな彼女と彼女が生きた時代に、いったい何が起きていたのか。
没後18年、アダルトメディア研究の第一人者による、渾身の90’s徹底検証。
カバー写真撮影:篠山紀信
<「はじめに」より>
本書はタレント「飯島愛」の実像や素顔に迫ろうというものではない。あくまでも、彼女がメディアでどのように報道されてきたかの変化の過程を検証していこうと思うのだ。
16年間に及ぶ彼女の活動と、その報道のされ方を調べていくと、そこには社会から「女性」がどのように扱われてきたか、どのように消費されてきたかの変遷が、くっきりと浮かび上がってきた。
飯島愛がこの時代において、どんな役割を求められていたのか。
そこから、90年代から00年代にかけて日本の社会で起きた決定的な変質の一面が見えてくるのではないかと考えている。
(目次)
第1章 ナンバーワンAV女優として
第2章 真夜中のTバック
第3章 元祖コギャルの星
第4章 20世紀最後のベストセラー
第5章 突然のお別れ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
garth
6
映画見てない。2026/03/29
ソニックゆうすけ
2
元AV女優出身という、芸能界では異色の経歴を持ち、また、その性格は何事にも物怖じしない本音を言うスタイル。そう思えば、自分には何も芸が無いという限りなく謙虚な姿勢。本を出せばベストセラー、それは正に凄まじいサクセスストーリーで90年代の日本を象徴するタレントだった。メディアでの発言を中心に陰と陽の視点から考察する飯島愛本です。芸能界は大変。2026/03/20
みんな本や雑誌が大好き!?
1
ほぼ飯島さんに関する「知識」はないままに本書を読みました。文献渉猟というか、文献解読というか、当時のさまざまなメディアでの飯島評を取り上げて、彼女の本質に迫ろうとしています。こちらにそもそも初歩的な知識がないので、それは大変参考になりました。 先行書として、田山絵里氏の『飯島愛孤独死の真相プラトニック・セックスの果て』や豊田正義氏の『独りぼっち 飯島愛36年の軌跡』といった本もあるようです。併読してみようかと思ったりもしました。2026/03/15
トッパ
1
飯島愛の半生を追ったノンフィクションではなく、今となっては先駆的な存在となった彼女が、どのように世間に受容され、どんな風に多くの人々に影響を与えてきたのかを丁寧にリサーチした一冊。時には非難や中傷を浴びながらも圧倒的な人気を博し、自伝がベストセラーになった後はいわゆる「文化人」としても扱われた彼女が、なぜ芸能界を去ったのか。そして、なぜ非業の死を遂げることになったのか。その真相は永遠に分かることはないだろうが、一部のマスコミが彼女を今なお「飯のタネ」にし続けていることには憤りを感じる。2026/01/27
新田五郎
0
タレント「飯島愛」がどのように世間に受け入れられてきたかを書いた本。面白かった。彼女がハウスミュージックが好きだったって、初めて知ったよ。2026/03/28
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