内容説明
大阪弁を駆使するものが文学を制する!(いや、ほんまに)
谷崎潤一郎、司馬遼太郎、山崎豊子といった国民的作家から、
黒川博行、町田康、和田竜など現代の人気作家まで縦横無尽。
大阪弁、関西弁を使っていなくても、
そこには大阪、関西の水脈が流れている・・・
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tenouji
15
「細雪」は船場の文化物語りなんだ。内容的には響かないんだけど、ちょっと読んでみたくなった。しかし、文字であらわす関西弁は、その表記にも繊細な注意が必要なんだね。ちなみに、私は大阪出身だけど、話す相手が関西弁かどうかで、無意識に出たり出なかったり切り替わるタイプ。2019/06/14
shikada
15
大阪弁が使われている文学にスポットをあてた一冊。いわく、関西には標準語はなく、京都人は京都弁、大阪人でも岸和田弁や河内弁等と分かれている。谷崎潤一郎「細雪」は大阪弁(船場言葉)が作品を活かしている。村上春樹は関西人だったが、上京してすぐに標準語に転向した(村上春樹作品の無国籍性は、母国語である関西弁を捨てたのが原因ではないかという考察が面白い)。自分は関東の人間なので大阪弁の感性はわからないけれど、言葉は思考と直結しているから、大阪弁と標準語とで文学作品のあり方が変わってくるというのは納得だった。2019/06/12
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
12
高橋源一郎の朝ラジオで紹介されてて即ポチしました。番組をまとめた本がイマイチでラジオのほうがおもしろかったのが残念でしたけど、自作を朗読する詩人が多いのは、詩が音声化にふさわしいからかしら。ゲンちゃんの詩人要素が活字よりもラジオをおもしろくさせているのかしら。他の方のレビューに「エクリチュールとか言うとこが」と苦言を呈してあったけど、まさにそれが筆者が作った雑誌meetsのいけすかない雰囲気になってしまっているのは万人が認めるところでありましょう。ラジオで耳にひっかかった箇所は江氏のテキストではなくて引→2018/07/12
rosetta
10
黒川博行の一連の作品、谷崎潤一郎『細雪』、町田康、和田竜『村上海賊の娘』、司馬遼太郎『俄 浪華遊侠伝』、山崎豊子の船場物。我田引水、牽強付会な印象を持ってしまうのはやっぱり自分が東京の人間だからだろう(笑)でも読んでて面白ければいいんじゃない。2019/06/11
わらわら
10
関東育ちの私がどう太刀打ちしても、いかがわしい大阪弁しか話せない(これはよくわかっていたが)話さん方がいいようだ。(でも話すがそれしか話せなくなっている。緊張すると共通語になる)大阪弁が好きであるし、関西人もすきである。西加奈子の本が好きで書かれている関西弁もめちゃ好きだ。村上海賊の娘も面白く読んだが泉州弁を漫画チックととらえた。そこからして生まれてから30年ほど(関西在住の方が長いのだが)いた関東の潜在意識は抜けきらんのだろうと本を読み気がつく。黒川博行ブンガクを大阪弁ブンガクにのっとって読んでみよう。2019/04/21
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