内容説明
女性が歳を重ねて生きる、それは「喜び」のほかない。
恋愛、結婚、出産、更年期…
今ではほとんど語られなくなった、人類の深い知恵をもう一度。
・男と女が、結婚や性愛を超えて、人生を見届け合う関係
・社会活躍や恋愛や家族を超える、「献身」の幸せ
・からだの快を喜び、不快をはっきり伝える矜持
・子どもに許されることと、親を許すこと
・病気の友人や故人への想いを託す言葉を見つけること…etc.
酸い甘い、古今東西、人の生き死に。
越境する思考が、先が見えない時代の足元を照らす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かりんとー
12
(図書館)三砂さんの身体論はいつも目から鱗です。生とか死とか性とか、普段ネガティブに語られがちなものをうまーくポジティブに語る。おすすめ! 「幼い人なら誰でも育てさせてもらえるわけではなく、逝く人なら、誰でも看取ることを許されているはずもない。身近な世話をさせてもらうことは、特権であり、 世話をさせて貰う人は選ばれている。 世話をさせてもらうことは、信頼と社会的承認との果てに、可能なことなのである。」2020/11/21
宮崎太郎(たろう屋)
10
自宅での出産、自宅で迎える死、私たちの先代が当たり前にこなしてきた多くの事を現代の人は圧倒的未経験で来てしまった。こんな時代を生きる私たちは誰もみんな立場は同じで上も下もない。だから一人一人が支え合うには情があったほうがいい、私もあなたも許し合えた方がいい。三砂さんの男にも女にも注がれる上に溢れる言葉が心地よい。きっと何度も読み返す一冊になります。2020/05/24
もも
9
本屋さんでパラパラ中身を見て面白そうなので買ってみると、以前読んだオニババ化する~の著者の方だった!凝り固まった考えがスーッととけていき、そういう考え方もあるんだ!ととても勉強になった。 自宅分娩とオムツなし育児は特に興味深い。2021/02/24
しおこ
8
エッセイ。サウダージはもう会えない相手のことを思う事。60歳の方の世代の違う考え方を知られて興味深かった。還暦過ぎても楽しいのではなく、還暦過ぎたら楽しい。50代で人生いろいろな決着がつくから悩む必要がなくなる。後戻りできなくなる。夫を自宅で看取られていたりブラジルで子育てされていたりふるめかしい考えだけじゃない感じが読みやすかった。最後の認知症の方がある日若い職員に叱られて、そこから死を感じてしまった話が印象的だった。叱られると心の一部が死んでいく。2022/03/13
りょう
7
雑誌に連載したエッセイをまとめたもの。いろんな気づきがいっぱいあって、すごく面白かった。今月出会った本のなかで、ピカイチ!2023/03/24




