内容説明
「私の能力は、きれいだということだけなのだ」――コンパニオンとして働く桐島椿は23歳。一回り年上の妻帯者と付き合いながら、中三の時の初体験の相手・グンゼとも逢瀬を重ねている。両親とはうまくいかない椿だが、唯一の理解者である祖母を敬愛してやまない。75歳とは思えぬ艶やかさを保つ祖母だったが、交通事故に遭い入院することに。椿は見舞いに訪れるが、祖母は椿を認識できなくなっていて……。解説・唯川恵
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう
12
大好きな祖母の髪を勝手に切られて怒る椿、だったらあんたが髪の毛を洗ってあげられるの?オムツを替えたり出来るの?って言い返す魚住、どっちの気持ちもわかって心が痛くなる。魚住と椿なんだかんだで良い友達になれそう。2人とも幸せになってほしい。山本文緒さんの小説はやっぱりいい。2026/02/20
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3
山本文緒の名作、というか山本文緒ってどれ読んでも名作と思ってしまうが…。タイトル通り自らの美貌を武器にやりたい放題の人生を進む主人公の椿が、タイトル通り、泣きを見るということなのだけど、ただ1人の仲間だった祖母がボケ始めた辺りからの蹉跌ぶりと、本音むき出しの会話が別の意味で泣ける。2026/04/05
美香
3
美人で高飛車な女、椿。いつまでも同じようには生きられない絶望と、幸せになりたいともがく女のしぶとさ。魚住のキャラクターが好きでした。2026/03/30
ぴーち。
2
山本文緒さんの小説を読むのは初めて。椿のお祖母さんの真実を知った時はびっくり。そのほかも女性の描き方が本当にリアル2026/02/23
メカジキ
2
外見の美だけで生きて来た主人公椿。大好きな祖母が病気になってから歯車が狂い出し、後半には怒涛の展開が‥ 本性は椿みたいな女性は沢山いるけど、もうちょっと上手く生きていると思う。昔の小説だから、今の時代より女性が美や若さで生きていかなければならないのを差し引いても、ちょっと引くかな。要は不器用なのね。生い立ちなど可哀想なところもあるけど頑張って自立して欲しいと思った。 2026/02/13
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