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内容説明
ロンドンからソマリランドまで、民主主義を脱出して経済的自由100%の領域を世界中に拡散させる過激なリバタリアンたちを追跡する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
14
大杉栄 LOVE ❤️なので、アナルコ、、、と言えばサンディカリズムが連想されるわけだが、世の中広いものでアナルコ・キャピタリズムという思想があるらしい。 集団の中で多数派に属した経験がほとんどない自分にとっては、「自由と民主は両立しない」という主張は一定の説得力を感じさせる 。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%94%BF%E5%BA%9C%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A92026/03/05
Ayana
7
驚くべきことかもしれないが、自由と民主主義は対立する。この自由とは、経済的自由のことだ。利益のみを追求する企業にとって、国家による規制は邪魔なだけである。より自由に儲けるために、急進的資本主義者たちは、ときに荒唐無稽とも思える発想をする。「ソマリ白人のビジネス族」、中世を模したゲーテッドコミュニティー、株式会社リヒテンシュタイン…。そして彼らは言う。民主主義は「一部がクズだと全体の結果もクズになる」制度であり、選挙は「多数による専制を生む」のだと。衝撃的な一冊だった。2026/02/21
Dヨッシー
3
非常に刺激的で濃厚、そして、暗くなる本書。資本主義と民主主義が両立しないことをシンガポールやドバイを例に挙げられ、世界の見方が変えさせられる。政治などの自由を制限し、資本主義を追求するのはゾッとすると共に、能力主義の残酷さも痛感。ゲーテッドコミュニティやゾーンを作り、リバタリアン達の理想を追い求める。読んでいて、経済用語など追いつけない部分はあったものの、この話がそう遠くない事象だと思うと、、、。2026/03/12
八八
3
ピーター・ティールいわく、資本主義と民主主義は両立しない。本著は、彼の様な思想を持つリバタリアン達が、国家の制約を受けずに企業活動できる領域を作り上げようと画策し、実験してきたのかを明らかにする。物語はミルトン・フリードマンの香港に対する賞賛から始まる。ネオリベラリストやリバタリアン達は、この香港という経済特区=ゾーンをモデルとしてシンガポールやリヒテンシュタイン、ソマリランドなど、様々な地域で自らの構想を試していく。彼らの夢想ともいえる試みが、必ずしも夢想ではなく実践されていく様が非常に面白い。2026/01/31
AO ( × ×)ノ⌒○
1
“香港とシンガポール、ロンドンとリヒテンシュタイン、ソマリアとドバイ ― 私たちがここで目にしているのは、資本主義と民主主義の接近ではなく、むしろその距離の拡大だ。21世紀初めに各国が見せた動きで、その傾向が明らかになった。いまのところ、民主主義なき資本主義の陣営は勝利を収めている。リバタリアンがアジアの独裁主義国の政府を称賛しても、もはや誰も驚かない。”2026/03/07




