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内容説明
更生を望んでも、許さない
自己責任社会の代償とは――?
ヤクザや暴力団は街から一掃されたかに見えたが、「もっと悪い奴」がやって来た。
本当に安心で安全な社会はどうしたら実現できるのか。
黒いスーツにサングラス、肩で風切るヤクザは、もういない。しかし、今の「クリーンな社会」では、お年寄りが悪質な犯罪に巻き込まれ、若者が闇バイトに手を染めている。姿の見えない悪人が増加してしまったのだ。暴力団排除条例によって、反社会勢力は社会から一掃されたかに見えたが、不寛容な社会が、更生を望む人々の社会復帰を妨げている。彼らを裏社会に還流させ、表社会から悪人を排除し続けていれば、本当に「安心」が実現するのか。行き過ぎた自己責任社会を問いなおす。
目次
序章 暴力団博士とよばれて/1 反社研究とは何をするのか/2 悪い奴らに付ける名前/第一章 アンタッチャブルな存在/1 排除の義務化/2 どうして「真っ当」に生きないのか/3 追い詰められた人の行き着く先/4 そもそも「更生」とは何か/第二章 世間のまなざし/1 工藤會を抜けてうどん店/2 海外から見たYAKUZA/3 暴力団と一緒に飲食した場合……/4 フィクションでの描かれ方/第三章 近代化の立役者/1 北九州の男伊達/2 新興都市の治安を守るのは誰だ/3 親分の影響力/第四章 裏社会のサービス業/1 ヤクザはカタギには手を出さない?/2 なぜ火事場泥棒が増えたのか/3 表で経済活動、裏で威力発動/第五章 悪なき時代に生まれる悪/1 臭いものに蓋をしただけ/2 緩やかなつながりを求めて/3 半グレ5分類/4 拠点は海外、狩場は日本/終章 排除ではなく、社会的包摂を/1 なぜ人はヤクザや暴力団に加わるのか/2 グレた赤ん坊などいない/3 必要な受け皿/4 本当の社会復帰/参考文献
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