内容説明
武士たるもの、泰平の世にも精進あるべし。磯釣りが「武芸」として奨励されている羽州大泉藩の武士・前原又左衛門は、仕事へのやる気は今ひとつでも釣りには真剣。ある日、藩主が磯釣り中の事故で卒した現場に居合わせたことからお家騒動に巻き込まれる。人情と郷愁、手に汗握る勝負――時代小説の魅力を満喫する痛快作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
132
佐藤 賢一、四作目です。本書は、釣莫迦時代お家騒動記でした。泰平の江戸時代なら、史実として、こういう話もあるのでしょうか❓🎣🎣🎣 https://www.shinchosha.co.jp/book/428005/2026/04/17
Mc6ρ助
18
え〜、佐藤賢一さんが時代小説?しかもお家騒動!?全然文体も違うし〜。いや〜、感嘆符と疑問符がアタマの中をグルグル回っている〜。とはいえ、そこは好物ゆえか、はたまた佐藤さんの筆のなせるワザか、とてもとても面白く読み終えた。視点人物の釣りバカぶりが新鮮と言えば新鮮、とかく陰惨になりがちな闘争(だよね?)を茶化して蹴散らしてくれる。チャンバラ要素は0.1%ほどだったけどこれもまた満足、満足な一冊でありました。2026/04/14
信兵衛
17
最後は派閥争いの必然的結果としてストーリーは幕を降ろすのですが、又左衛門と藤兵衛、どちらが得をしたといえるのやら。 現代サラリーマンの定年退職問題にも通じるような、現代的顛末です。最後まで、楽しめること、間違いなし! ※釣りの様子に加え要素もたっぷりで、実に楽しき哉。2026/04/04
サケ太
17
個人的快作。釣りを武用の一助とする大泉藩にて釣りにのめり込む男たち。藩主の突然の死から、藩を二分するお家騒動。釣りでの決着。釣り自体を勝負とし、様々な流派や釣る方法が出現し、ワクワクさせてくれる。出てくる魚や食べ方がいちいちおいしそう。テンポよく、様々な展開で楽しませてくれた。2026/02/24
ガットウ
16
★★★★4.1点。思った以上に侍が釣りばかりしている。佐藤賢一さんの作品としては、牧歌的で最後は少しハートフル!2026/04/11




