出版社内容情報
物理学の学生でさえ感動する「世界一わかりやすい最先端物理学」をまとめた世界的ベストセラー。量子重力理論が本当に理解できる!
内容説明
だれもが興奮できる究極の世界原理!最新「ループ量子重力理論」まで!これほどわかりやすく、これほど感動的な物理本はなかった―長い物理学の歴史から導き出された最前線の宇宙観!世界的な名著、ついに邦訳刊行!「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。
目次
第1部 起源(粒―古代ギリシアの偉大な発見;古典―ニュートンとファラデー)
第2部 革命の始まり(アルベルト―曲がる時空間;量子―複雑怪奇な現実の幕開け)
第3部 量子的な空間と相関的な時間(時空間は量子的である;空間の量子;時間は存在しない)
第4部 空間と時間を越えて(ビッグビンの先にあるもの;実験による裏づけとは?;ブラックホールの熱;無限の終わり;情報―熱、時間、関係の網;神秘―不確かだが最良の答え)
著者等紹介
ロヴェッリ,カルロ[ロヴェッリ,カルロ] [Rovelli,Carlo]
1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学で物理学を専攻、パドヴァ大学の大学院に進む。その後、ローマ大学や米国のイェール大学、イタリアのトレント大学などを経て、米国のピッツバーグ大学で教鞭をとる。現在は、フランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いている。専門は“ループ量子重力理論”で、この分野の第一人者。理論物理学の最先端を行くと同時に、科学史や哲学にも詳しく、複雑な理論をわかりやすく解説するセンスには定評がある
竹内薫[タケウチカオル]
東京生まれ。東京大学理学部物理学科、マギル大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。長年、サイエンス作家として科学の面白さを伝え続ける。NHK「サイエンスZERO」の司会などテレビでもお馴染み
栗原俊秀[クリハラトシヒデ]
翻訳家。1983年生まれ。京都大学総合人間学部、同大学院人間・環境学研究科修士課程を経て、イタリアに留学。カラブリア大学文学部専門課程近代文献学コース卒業。2016年、カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)で第2回須賀敦子翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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