内容説明
読むことはできる。むしろ大好きだ。でも、漢字を習い始めて気づいてしまった。どうやら自分は「普通」ではないらしい。努力し、へそを曲げ、諦めた頃、恩人と出会った。同じ障害を持つ人と交流を重ね、「合理的配慮」によりタイピングが表現の手段となる――自分を取材するように見つめ驚くほどの素直さで綴られた、障害当事者の少年の告白。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さちこ
38
ディスレクシアは知っていた。本当に14歳の人が書いたのかと思いながら読み進めたが、コラム③で納得出来た。2026/04/09
Roko
26
幸一さんは、文字は読めるけれど書けない「ディスグラフィア」です。小学校へ上がってから、それに気づくまでにかなりの時間がかかってしまいました。記憶力は良いし、読書も好き、だけど手書きで文字が書けないという症状を、最初は説明すらできませんでした。練習すれば書けるようになると信じて、たくさん練習をしました。でも、書けないんです。iPadで文字入力することでノートを取ることができるようになりましたが、学校へ持ち込むためにはプレゼンが必要で、母親が頑張ってくれて、学校内でも使えるようになりました。2026/07/26
ゆみのすけ
20
書き障害の当事者である著者が書き障害とはどのようなものなのか。その障害を理解し受け入れてからどのように向き合ってきたのか。両親の対応。学校に「合理的配慮」を認めてもらうには。社会の支援体制。などについて書かれたもの。まず、これを書いたのが14歳の男子学生というのに驚いた。読者に知ってもらうために、自分を客観的に見つめ、これまでの体験や必要な支援などを具体的にわかりやすく書かれている。個人が大多数に合わせるのではなく、社会が誰にとっても快適に暮らせるようにしていく。この意識は常に持っておきたいと思った。2026/07/05
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
16
14歳の時に書く喜びを手にした人が大人になってから書いたものかと思ったら、執筆時で14歳でした。14歳の子がこんな文章書けるの?って何度も年齢を見直しましたよ。書き障害の当事者である著者が小六から3年間「合理的配慮」を受けた経由をメインに、この障害の周知のため書かれたものです。社会は「当たり前のことが当たり前にできる」ことを前提に作られていて、当たり前でない人、「当たり前ではないと気づかれていない人」にとっては死を思うくらい辛いことなのだ、この認識がありませんでした。障害には配慮が必要ということは、近視↓2026/07/14
サクラ
6
これを14歳の少年が書いたの?と驚きました。推敲が入っているとはいえ何やら…正直に言えば若々しさがないような…落ち着いてる印象。それはそれとして障害は多種多様、なので色々な人が声をあげてほしい。そして社会が人が、変わっていってほしい。こうやって自分の思いを誰かに伝えられる、その事が羨ましい。自分の気持ちを現せない人のなんと多いことか…2026/06/09
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